【アルバム】
ザック・ブライアンのセルフタイトルアルバムが42%減の11万5千ユニット(3千枚)ながら2週連続1位。
ストリーミングユニットは39%減の11万1千でこれは1億4,408万回のオンディマンドストリームに相当する。
売上はダウンロードのみでCDとレコードの発売は10月13日。
カントリーアルバムとしては売上が少なくストリーミング中心なのはそのせいか?
2022年の前作 “American Heartbreak” は7万1千5百ユニット(6千枚)で初登場最高5位。
モーガン・ウォレンの “One Thing at a Time” は1%増の8万4千ユニットで3位から2位に上昇。
予想とおり日本ではまったく話題にのぼることなくスルーされている😄
好学のためアルバムを入手して試聴してみたがやはり日本ではまったくうけそうにないと思いました(笑)
トラヴィス・スコットの “Utopia” は21%減の7万2千ユニットで2位から3位に後退。
9月1日にリンパ腫のため76歳で亡くなったジミー・バフェットの1985年リリースのベストアルバムが2,122%増の5万2千ユニットで4位にリエントリー。
彼の唯一のトップ10ヒットで1977年に最高8位を記録したミリオンセラー『魅惑のマルガリータヴィル』が収録されている。
『魅惑のマルガリータヴィル』は観光客が日光浴をする姿を見ながら玄関ポーチの鍋の中でエビを調理する1人の男性の物語を描いた歌。
同曲はフロリダ州キーウェストを世界中に知られる観光地に押しあげて歴史、文化的貢献に役立ったとして、2016年に「グラミーの殿堂」に選出された。
のんびりとした独特の曲調で印象に残っている。
ご冥福をお祈りします。
テイラー・スイフトの“Midnights” は8%減の4万5千ユニットで4位から5位に後退。
シザの “SOS” は7%減の4万5千ユニットで5位から6位に後退。
バービーのサントラは11%減の4万2千ユニットで6位から7位に後退。
ペソ・プルマのデビューアルバム “Génesis” は3%減の4万2千ユニットで7位から8位に後退。
テイラー・スイフトの“Lover” は3%減の4万1千ユニットで8位から9位に後退。
モーガン・ウォレンの “Dangerous: The Double Album” は1%増の4万1千ユニットで10位変わらず。
トップ10内在位は135週目で単独2位。
トップ10内在位週数の長いアルバムのリスト
173, Original Cast, My Fair Lady, 1956
135, Morgan Wallen, Dangerous: The Double Album, 2021
109, Soundtrack, The Sound of Music, 1965
106, Soundtrack, West Side Story, 1962
105, Original Cast, The Sound of Music, 1960
90, Soundtrack, South Pacific, 1958
87, Original Cast, Camelot, 1961
87, Soundtrack, Oklahoma!, 1956
85, Peter, Paul and Mary, Peter Paul and Mary, 1962
84, Adele, 21, 2011
84, Bruce Springsteen, Born in the U.S.A., 1984
1 1 Zach Bryan / Zack Bryan 115,000 (3,000)
2 3 One Thing at a Time / Morgan Wallen 84,000
3 2 Utopia / Travis Scott 72,000
4 - Songs You Know by Heart: Jimmy Buffett’s Greatest Hit(s) / Jimmy Buffett 52,000
5 4 Midnights / Taylor Swift 45,000
6 5 SOS / SZA 45,000
7 6 Barbie: The Album / Soundtrack 42,000
8 7 Génesis / Peso Pluma 42,000
9 8 Lover / Taylor Swift 41,000
10 10 Dangerous: The Double Album / Morgan Wallen 41,000
【シングル】
ドージャ・キャットの “Paint the Town Red” が3位から1位に上昇。
65年のシングルチャート史上1,155曲目のナンバー1。
エアプレイ14%増の3,210万で Radio Songs 17位から15位に上昇。。
ストリーミング10%増の2,770万でストリーミングゲイナー獲得して Streaming Songs 2位変わらず。
売上も32%増の8千でセールスゲイナー獲得して Digital Song Sales 6位から5位に上昇。
4週前に15位に初登場し、TikTokでヴァイラルヒット。
5位3位と上昇して久しぶりに初登場1位でなくチャートを上昇してのナンバー1ソング。
彼女にとって “Vegas” (2022年10月最高10位); ポスト・マローンとの “I Like You (A Happier Song)” (2022年10月最高3位); “Woman” (No. 7, May 2022年5月最高7位); “Need To Know” (2021年11月最高8位); シザをフィーチャーした“Kiss Me More” (2021年7月最高3位); とニッキー・ミナージュをフィーチャーした “Say So,” (2020年5月1週間1位)に続く7枚目のトップ10ヒットとなった。
“Paint the Town Red”は9月22日発売予定のニューアルバムScarletからの先行シングル。
アルバムチャートで初の1位を達成できるか楽しみ。
ラップ曲としては昨年8月27日付ニッキー・ミナージュ "Super Freaky Girl" 以来1年ぶりの1位。
その前も2011年10月23日付リル・ナズ・エックスとジャック・ハーロウ "Industry Baby" だからラップの勢いは減退気味なのかもしれない。
本曲は1964年に最高6位を記録したディオンヌ・ウォーウィック(ホイットニーヒューストンの叔母さん)の有名曲 “Walk on By”をサンプリング。
おかげでこの曲のライター、バート・バカラックとハル・デビッドの曲が2004年ツイスタ “Slow Jamz” 以来19年ぶりにトップ10入り。
“Slow Jamz” もディオンヌの“A House Is Not a Home” をカバーしたルーサー・ヴァンドロスの曲をサンプリングしていた。
今年2月8日に逝去したバカラックは60年代からの4十年記で7曲の全米ナンバー1ソングを書いている。
Hot R&B/Hip-Hop Songs と Hot Rap Songs の両チャートで3週連続1位。
バート・バカラックがライターとしてクレジットされているナンバー1ソングリスト
ドージャ・キャット, “Paint the Town Red” (2023/9 /16 今の所1週間)
トゥイスタ フィーチャリング カニエ・ウェストとジェイミー・フォックス, “Slow Jamz” (2004/2/21 1週間)
ディオンヌ アンド フレンズ, “That’s What Friends Are For” (1986/1/18 4週間)
パティ・ラベル と マイケル・マクドナルド, “On My Own” (1986/6/14 3週間)
クリスタファー・クロス, “Arthur’s Theme (Best That You Can Do)” (1981/10/17 3週間)
カーペンターズ, “(They Long To Be) Close to You” (1970/7/25 4週間)
B.J.トーマス, “Raindrops Keep Fallin’ on My Head” (1970/1/3 4週間)
ハーブ・アルパート, “This Guy’s in Love With You” (1968/6/22 4週間)
ザック・ブライアンとケイシー・マスグレイブスの “I Remember Everything” が先週の初登場1位から2位に後退。
先週65年のチャート史上1,154曲目で70曲目の初登場1位を記録。
ストリーミング6%減の3,170万。
Hot Country Songs 、Hot Rock & Alternative Songs と Hot Rock Songs3つのチャートで2週連続1位。
ブライアンが3チャートで1位を記録するのは“Something in the Orange”に続く2曲目。
ルーク・コムズの “Fast Car” は2位から3位に後退。
エアプレイ1%減の7,780万ながら Radio Songs 2週連続1位。
カントリーエアプレイは6週目の1位でカントリーエアプレイとRadio Songsの両チャートをサポート無しのソロ男性アーティストが制覇するのは初めて。
全アーティストでは彼を入れて5組目だ。
Radio Songsとカントリーエアプレイで同時に1位を記録した曲のリスト
“Fast Car” Luke Combs, 2023
“I Hope” Gabby Barrett feat. Charlie Puth, 2020
“Meant to Be” Bebe Rexha & Florida Georgia Line, 2018
“Need You Now” Lady A, 2010
“You Belong With Me” Taylor Swift, 2009
彼にとって “The Kind of Love We Make” (2022年10月最高8位) と “Forever After All” (2020年11月最高2位)に続く3枚目のトップ10。
トレイシー・チャップマンの曲のリメイク。
チャップマンのオリジナルは1988年8月に最高6位まで上昇。
翌年のグラミー賞でbest female pop vocal performanceを受賞した。
テイラー・スイフトの “Cruel Summer” は5位から4位に再上昇。
2019年のアルバム “Lover” からのカットがニューシングルとしてプロモートされている。
現在開催されているエラズツアーは10パートあり今までに発表した9枚のアルバムからの曲を演奏。
最初のAct IがLoverのパートで2曲目に “Cruel Summer” が演奏される。
“Lover” リリースから4年経ち、この曲が同アルバムから“Me!” (最高2位); “You Need to Calm Down” (最高2位); “Lover” (最高10位)に続く4枚目のトップ10ヒットとなった。
彼女のトップ5入りは27曲目でマライア・キャリーと並ぶ史上4位タイ。
トップ5ヒットの多いアーティスト
36, Drake
29, The Beatles
28, Madonna
27, Mariah Carey
27, Taylor Swift
24, Janet Jackson
24, Rihanna
21, Elvis Presley
20, Justin Bieber
20, Michael Jackson
20, Stevie Wonder
モーガン・ウォレンの “Last Night” は4位から5位に後退。
アメリカでは大変な人気ぶりだが日本では潔いまでにスルーされている。
デュア・リパの “Dance the Night” は9位から6位に上昇。
彼女にとって“Cold Heart (Pnau Remix)” (最高7位); “Levitating” (最高2位); “Don’t Start Now” (最高2位)と “New Rules” (最高6位)に続く5枚目のトップ10入り。
シザの “Snooze” は7位変わらず。
Hot R&B Songsで8週目の1位。
ガンナの “Fukumean” は10位から8位に再上昇。
オリビア・ロドリゴの “Vampire” は12位から10位に上昇してトップ10再突入。。
9週前にチャート史上1,150曲目のナンバー1で67曲目の初登場ナンバー1を記録。
ニューアルバムGutsは9月8日発売予定。
来週アルバムチャートのトップデビューが見込まれる。どれくらい売れるか楽しみ。
いちはやく入手して聴いてみたがいまいちかも😄
レマとセレーナ・ゴメスの “Calm Down” も11位から10位に上昇してトップ10再突入。
約1年前にスタートしたBillboard U.S. Afrobeats Songs チャートで54週目の1位。
1 3 Paint the Town Red / Doja Cat
2 1 I Remember Everything / Zach Bryan & Kacy Musgraves
3 2 Fast Car / Luke Combs
4 5 Cruel Summer / Taylor Swift
5 4 Last Night / Morgan Wallen
6 9 Dance the Night / Dua Lipa
7 7 Snooze / SZA
8 10 Fukumean / Gunna
9 12 Vampire / Olivia Rodrigo
10 11 Calm Down / Rema and Selena Gomez
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