【アルバム】
予想通りオリビア・ロドリゴの2枚目 “Guts” が30万2千ユニット(15万枚)で1位に初登場。
ストリーミングユニットは15万1千でこれは1億9,959万回のオンディマンドストリームに相当する。
売上15万枚のうち9万4千枚がサイン入り含めて13種類発売されたレコードの売上。
レコードとグッズがセットになった2種類のデラックスボックスセット、サイン入り含む4種類のCD、CDとグッズがセットになった2種類のデラックスボックスセットとカセットが販売された。
2021年のデビューアルバム“Sour” は29万5千ユニット(7万2千枚)で初登場1位。
不連続ながら5週間1位を記録。
アメリカだけでフィジカル盤を55万7千枚売り上げて400万ユニットの認定を受けている。
BTSのメンバーVのデビューアルバム “Laylover” が10万ユニット(8万8千枚)で2位に初登場。
ストリーミングユニットは9千でこれは1,295万回のオンディマンドストリームに相当する。
他のK-POPアーティスト同様の販売戦略で13種類のグッズと組み合わせたCDが売られている。
ザック・ブライアンのセルフタイトルアルバムは18%減の9万5千ユニットで2週続いた1位から3位に後退。
売上はダウンロードのみでCDとレコードの発売は10月13日。
カントリーアルバムとしては売上が少なくストリーミング中心なのはそのせいか?
2022年の前作 “American Heartbreak” は7万1千5百ユニット(6千枚)で初登場最高5位。
モーガン・ウォレンの “One Thing at a Time” は7%減の7万8千ユニットで2位から4位に後退。
予想とおり日本ではまったく話題にのぼることなくスルーされている😄
好学のためアルバムを入手して試聴してみたがやはり日本ではまったくうけそうにないと思いました(笑)
トラヴィス・スコットの “Utopia” は22%減の5万6千ユニットで3位から5位に後退。
シザの “SOS” は1%増の4万5千ユニットで6位変わらず。
ペソ・プルマのデビューアルバム “Génesis” は4%増の4万3千ユニットで8位から7位に上昇。
テイラー・スイフトの“Midnight” は7%減の4万2千ユニットで5位から8位に後退。
モーガン・ウォレンの “Dangerous: The Double Album” は4%減の3万9千ユニットながら10位から9位に上昇。
トップ10内在位は136週目で単独2位。
トップ10内在位週数の長いアルバムのリスト
173, Original Cast, My Fair Lady, 1956
136, Morgan Wallen, Dangerous: The Double Album, 2021
109, Soundtrack, The Sound of Music, 1965
106, Soundtrack, West Side Story, 1962
105, Original Cast, The Sound of Music, 1960
90, Soundtrack, South Pacific, 1958
87, Original Cast, Camelot, 1961
87, Soundtrack, Oklahoma!, 1956
85, Peter, Paul and Mary, Peter Paul and Mary, 1962
84, Adele, 21, 2011
84, Bruce Springsteen, Born in the U.S.A., 1984
タイラー・チルダースの “Rustin’ in the Rain” が3万8千ユニット(2万5千枚)で10位に初登場して2枚目のトップ10入り。
ストリーミングユニットは1万3千でこれは1,739万回のオンディマンドストリームに相当する。
2022年の前作 “Can I Take My Hounds To Heaven” は2万7千ユニット(1万6千枚)で初登場最高8位。
1 – Guts / Olivia Rodrigo 302,000 (150,000)
2 – Layover / V 100,000 (88,000)
3 1 Zach Bryan / Zack Bryan 95,000
4 2 One Thing at a Time / Morgan Wallen 78,000
5 3 Utopia / Travis Scott 56,000
6 6 SOS / SZA 45,000
7 8 Génesis / Peso Pluma 43,000
8 5 Midnights / Taylor Swift 42,000
9 10 Dangerous: The Double Album / Morgan Wallen 39,000
10 - Rustin’ in the Rain / Tyler Childers 38,000 (25,000)
【シングル】
オリビア・ロドリゴの “Vampire” が9位から1位に上昇して2週目の1位。
最新アルバムGutsがアルバムチャートを制してシングルも売上増。
10週前にチャート史上1,150曲目のナンバー1で67曲目の初登場ナンバー1を記録。
間に9週の間隔を空けての1位復帰は、チャビー・チェッカーのThe Twistやマライア・キャリーのクリスマスソングを除けばマイリー・サイラスのWrecking Ballに並ぶ最長タイ記録。
ストリーミング82%増の 2,280万で Streaming Songs 12位から3位に上昇。
エアプレイは7%減の5,580万で Radio Songs 6位変わらず。
売上は89%増の4千で今週のセールスゲイナー獲得。
ゲイリー・トラスト氏には3要素の数値やチャート順位は毎回正確に記述して欲しいもの。
数値だけだったり数値の記述も無かったり気まぐれなのは困る😄
ドージャ・キャットの “Paint the Town Red” は先週の1位から2位に後退。
65年のシングルチャート史上1,155曲目のナンバー1。
エアプレイ16%増の3,720万。
ストリーミング2%減の2,730万。
売上は10%減の7千。
5週前に15位に初登場し、TikTokでヴァイラルヒット。
5位3位と上昇して久しぶりに初登場1位でなくチャートを上昇してのナンバー1ソング。
彼女にとって “Vegas” (2022年10月最高10位); ポスト・マローンとの “I Like You (A Happier Song)” (2022年10月最高3位); “Woman” (No. 7, May 2022年5月最高7位); “Need To Know” (2021年11月最高8位); シザをフィーチャーした“Kiss Me More” (2021年7月最高3位); とニッキー・ミナージュをフィーチャーした “Say So,” (2020年5月1週間1位)に続く7枚目のトップ10ヒットとなった。
“Paint the Town Red”は9月22日発売予定のニューアルバムScarletからの先行シングル。
アルバムチャートで初の1位を達成できるか楽しみ。
ラップ曲としては昨年8月27日付ニッキー・ミナージュ "Super Freaky Girl" 以来1年ぶりの1位。
その前も2011年10月23日付リル・ナズ・エックスとジャック・ハーロウ "Industry Baby" だからラップの勢いは減退気味なのかもしれない。
本曲は1964年今から60年近く前に最高6位を記録したディオンヌ・ウォーウィックのスタンダードヒット“Walk on By”(さようなら)をサンプリング。
“Walk on By”のメロディーにのせて、彼女への批判を一蹴して自己のアイデンティティを主張するラップが展開されている。
髪型を坊主にしたことで、ファンやヘイターたちからは悪魔みたいだと批判されていることに対してMm, she the devil 彼女は悪魔よ。
ビルボード・ミュージック・アワードやメット・ガラ(ファッションの祭典)の会場でタバコを吸ったことをネタにUgh, ain’t no sign, I can smoke hereうーん、ここでタバコを吸うのはダメ
I don’t care, I paint the town red気にしない、街を赤く染めるの!と、ヘイターを無視することを強調し彼らのSNS上の意見に左右されることなく自分のことをやり続けるという強い意志が込められたラップがうたわれている。
色々なことを気づかせてくれるのでアメリカのポップカルチャーは面白い。
すくなくとも日本より多様性があり自己主張が強いのは間違いない?
おかげでこの曲のライター、バート・バカラックとハル・デビッドの曲が2004年ツイスタ “Slow Jamz” 以来19年ぶりにトップ10入り。
“Slow Jamz” もディオンヌの“A House Is Not a Home” をカバーしたルーサー・ヴァンドロスの曲をサンプリングしていた。
今年2月8日に逝去したバカラックは60年代からの4十年記で7曲の全米ナンバー1ソングを書いている。
Hot R&B/Hip-Hop Songs と Hot Rap Songs の両チャートで4週連続1位。
バート・バカラックがライターとしてクレジットされているナンバー1ソングリスト
ドージャ・キャット, “Paint the Town Red” (2023/9 /16 今の所1週間)
トゥイスタ フィーチャリング カニエ・ウェストとジェイミー・フォックス, “Slow Jamz” (2004/2/21 1週間)
ディオンヌ アンド フレンズ, “That’s What Friends Are For” (1986/1/18 4週間)
パティ・ラベル と マイケル・マクドナルド, “On My Own” (1986/6/14 3週間)
クリスタファー・クロス, “Arthur’s Theme (Best That You Can Do)” (1981/10/17 3週間)
カーペンターズ, “(They Long To Be) Close to You” (1970/7/25 4週間)
B.J.トーマス, “Raindrops Keep Fallin’ on My Head” (1970/1/3 4週間)
ハーブ・アルパート, “This Guy’s in Love With You” (1968/6/22 4週間)
ザック・ブライアンとケイシー・マスグレイブスの “I Remember Everything” は2位から3位に後退。
先々週65年のチャート史上1,154曲目で70曲目の初登場1位を記録。
ストリーミング5%減の3,010万ながら Streaming Songs 1位
Hot Country Songs 、Hot Rock & Alternative Songs と Hot Rock Songs3つのチャートで3週連続1位。
ブライアンが3チャートで1位を記録するのは“Something in the Orange”に続く2曲目。
ルーク・コムズの “Fast Car” は3位から4位に後退。
エアプレイ1%減の7,730万ながら Radio Songs 3週連続1位。
カントリーエアプレイは7週目の1位でカントリーエアプレイとRadio Songsの両チャートをサポート無しのソロ男性アーティストが制覇するのは初めて。
全アーティストでは彼を入れて5組目だ。
Radio Songsとカントリーエアプレイで同時に1位を記録した曲のリスト
“Fast Car” Luke Combs, 2023
“I Hope” Gabby Barrett feat. Charlie Puth, 2020
“Meant to Be” Bebe Rexha & Florida Georgia Line, 2018
“Need You Now” Lady A, 2010
“You Belong With Me” Taylor Swift, 2009
彼にとって “The Kind of Love We Make” (2022年10月最高8位) と “Forever After All” (2020年11月最高2位)に続く3枚目のトップ10。
トレイシー・チャップマンの曲のリメイク。
チャップマンのオリジナルは1988年8月に最高6位まで上昇。
翌年のグラミー賞でbest female pop vocal performanceを受賞した。
テイラー・スイフトの “Cruel Summer” は4位から5位に後退。
2019年のアルバム “Lover” からのカットがニューシングルとしてプロモートされている。
現在開催されているエラズツアーは10パートあり今までに発表した9枚のアルバムからの曲を演奏。
最初のAct IがLoverのパートで2曲目に “Cruel Summer” が演奏される。
“Lover” リリースから4年経ち、この曲が同アルバムから“Me!” (最高2位); “You Need to Calm Down” (最高2位); “Lover” (最高10位)に続く4枚目のトップ10ヒットとなった。
彼女のトップ5入りは27曲目でマライア・キャリーと並ぶ史上4位タイ。
トップ5ヒットの多いアーティスト
36, Drake
29, The Beatles
28, Madonna
27, Mariah Carey
27, Taylor Swift
24, Janet Jackson
24, Rihanna
21, Elvis Presley
20, Justin Bieber
20, Michael Jackson
20, Stevie Wonder
モーガン・ウォレンの “Last Night” は5位から6位に後退。
アメリカでは大変な人気ぶりだが日本では潔いまでにスルーされている。
オリビア・ロドリゴの “Bad Idea Right?” は26位から7位に上昇してトップ10再突入。。
ストリーミング121%増の 2,210万で今週のストリーミングゲイナーを獲得してStreaming Songs 26位から4位に上昇。
エアプレイは15%増の1,620万で Radio Songs 43位から39位に上昇。
売上は42%増の2千。
シザの “Snooze” は7位から8位に後退。
Hot R&B Songsで9週目の1位。
ガンナの “Fukumean” は8位から9位に後退。
デュア・リパの “Dance the Night” は6位から10位に後退。
彼女にとって“Cold Heart (Pnau Remix)” (最高7位); “Levitating” (最高2位); “Don’t Start Now” (最高2位)と “New Rules” (最高6位)に続く5枚目のトップ10入り。
1 9 Vampire / Olivia Rodrigo
2 1 Paint the Town Red / Doja Cat
3 2 I Remember Everything / Zach Bryan & Kacy Musgraves
4 3 Fast Car / Luke Combs
5 4 Cruel Summer / Taylor Swift
6 5 Last Night / Morgan Wallen
7 26 Bad Idea Right? / Olivia Rodrigo
8 7 Snooze / SZA
9 8 Fukumean / Gunna
10 6 Dance the Night / Dua Lipa
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