Billboard 2023年10月7日

【アルバム】
Rod_Wave_-_Nostalgia.pngロッド・ウェーブの “Nostalgia” が36%減の8万8千ユニット(500枚)ながら2週連続1位。
6枚目のトップ10入りで3枚連続の1位。
ストリーミングユニットは8万7千5百でこれは1億2,451万回のオンディマンドストリームに相当する。
昨年の “Beautiful Mind” は11万5千ユニット(2千枚)で初登場1位。
2021年の “SoulFly” も13万ユニット(4千枚)で初登場1位。
3年連続でアルバムチャートの1位を記録するのはテイラー・スイフトに続く二人目の快挙である。

オリビア・ロドリゴの2枚目 “Guts” は34%減の8万7千5千ユニットながら2位変わらず。

モーガン・ウォレンの “One Thing at a Time” は3%減の7万3千ユニットながら4位から3位に上昇。
予想とおり日本ではまったく話題にのぼることなくスルーされている😄
好学のためアルバムを入手して試聴してみたがやはり日本ではまったくうけそうにないと思いました(笑)

ドージャ・キャットの “Scarlet” が7万2千ユニット(6千枚)で4位に初登場。
ストリーミングユニットは6万5千でこれは8,835万回のオンディマンドストリームに相当する。
2021年の前作 “Planet Her” は10万9千ユニットで初登場最高2位。

ザック・ブライアンのセルフタイトルアルバムは16%減の6万6千ユニットで3位から5位に後退。
売上はダウンロードのみでCDとレコードの発売は10月13日。
カントリーアルバムとしては売上が少なくストリーミング中心なのはそのせいか?
2022年の前作 “American Heartbreak” は7万1千5百ユニット(6千枚)で初登場最高5位。

シザの “SOS” は7%減の4万9千ユニットで5位から6位に後退。

トラヴィス・スコットの “Utopia” は6%減の4万4千ユニットで6位から7位に後退。

ザック・ブライアンの “Boys of Faith” が4万3千5百ユニット(4千枚)で8位に初登場。
ストリーミングユニットは3万9千でこれは5,035万回のオンディマンドストリームに相当する。

ペソ・プルマのデビューアルバム “Génesis” は7%減の4万3千ユニットで7位から9位に後退。

テイラー・スイフトの“Midnight” は微増の4万2千ユニットながら8位から10位に後退。

1 1 Nostalgia / Rod Wave 88,000 (1,500)
2 2 Guts / Olivia Rodrigo 87,500
3 4 One Thing at a Time / Morgan Wallen 73,000
4 – Scarlet / Doja Cat 72,000 (6,000)
5 3 Zach Bryan / Zack Bryan 66,000
6 5 SOS / SZA 49,000
7 6 Utopia / Travis Scott 44,000
8 - Boys of Faith / Zack Bryan 43,500 (4,000)
9 7 Génesis / Peso Pluma 43,000
10 8 Midnights / Taylor Swift 42,000

【シングル】
Doja_Cat_-_Paint_the_Town_Red.pngドージャ・キャットの “Paint the Town Red” が2位から1位に上昇して通算2週目の1位。
ドージャ・キャット初の2週1位を記録。
65年のシングルチャート史上1,155曲目のナンバー1。
エアプレイ17%増の5,260万。
2週連続エアプレイゲイナーを獲得してRadio Songs 9位から7位に上昇。
ストリーミング3%増の2,750万で Streaming Songs 3位から1位に上昇して同チャート初の1位。
売上は19%減の6千ながらDigital Song Sales 2週連続1位。
7週前に15位に初登場し、TikTokでヴァイラルヒット。
5位3位と上昇して久しぶりに初登場1位でなくチャートを上昇してのナンバー1ソングとなった。
彼女にとって “Vegas” (2022年10月最高10位); ポスト・マローンとの “I Like You (A Happier Song)” (2022年10月最高3位); “Woman” (No. 7, May 2022年5月最高7位); “Need To Know” (2021年11月最高8位); シザをフィーチャーした“Kiss Me More” (2021年7月最高3位); とニッキー・ミナージュをフィーチャーした “Say So,” (2020年5月1週間1位)に続く7枚目のトップ10ヒット。
“Paint the Town Red”は9月22日発売予定のニューアルバムScarletからの先行シングル。

本曲は1964年今から60年近く前に最高6位を記録したディオンヌ・ウォーウィックのスタンダードヒット“Walk on By”(さようなら)をサンプリング。
“Walk on By”のメロディーにのせて、彼女への批判を一蹴して自己のアイデンティティを主張するラップが展開されている。
髪型を坊主にしたことで、ファンやヘイターたちからは悪魔みたいだと批判されていることに対してMm, she the devil 彼女は悪魔よ。
ビルボード・ミュージック・アワードやメット・ガラ(ファッションの祭典)の会場でタバコを吸ったことをネタにUgh, ain’t no sign, I can smoke hereうーん、ここでタバコを吸うのはダメ
I don’t care, I paint the town red気にしない、街を赤く染めるの!と、ヘイターを無視することを強調し彼らのSNS上の意見に左右されることなく自分のことをやり続けるという強い意志が込められたラップがうたわれている。
色々なことを気づかせてくれるのでアメリカのポップカルチャーは面白い。
すくなくとも日本より多様性があり自己主張が強いのは間違いない?
おかげでこの曲のライター、バート・バカラックとハル・デビッドの曲が2004年ツイスタ “Slow Jamz” 以来19年ぶりにトップ10入り。
“Slow Jamz” もディオンヌの“A House Is Not a Home” をカバーしたルーサー・ヴァンドロスの曲をサンプリングしていた。
今年2月8日に逝去したバカラックは60年代からの4十年記で7曲の全米ナンバー1ソングを書いている。
Hot Rap Songsチャートで5週連続1位。

バート・バカラックがライターとしてクレジットされているナンバー1ソングリスト
ドージャ・キャット, “Paint the Town Red” (2023/9 /16 今の所1週間)
トゥイスタ フィーチャリング カニエ・ウェストとジェイミー・フォックス, “Slow Jamz” (2004/2/21 1週間)
ディオンヌ アンド フレンズ, “That’s What Friends Are For” (1986/1/18 4週間)
パティ・ラベル と マイケル・マクドナルド, “On My Own” (1986/6/14 3週間)
クリスタファー・クロス, “Arthur’s Theme (Best That You Can Do)” (1981/10/17 3週間)
カーペンターズ, “(They Long To Be) Close to You” (1970/7/25 4週間)
B.J.トーマス, “Raindrops Keep Fallin’ on My Head” (1970/1/3 4週間)
ハーブ・アルパート, “This Guy’s in Love With You” (1968/6/22 4週間)

シザの “Snooze” は3位から2位に上昇。
エアプレイ4%増の7,290万。
ストリーミング18%減の1,750万で売上も35%減の2千。
今年のシザのトップ2ヒットは “Snooze” が “Slime You Out” と “Kill Bill” に加わり3曲となった。
Hot R&B Songs チャートは10週目の1位。

ルーク・コムズの “Fast Car” は4位から3位に上昇。
Hot Country Songs チャートで2週目の1位。
彼にとって “The Kind of Love We Make” (2022年10月最高8位) と “Forever After All” (2020年11月最高2位)に続く3枚目のトップ10。
トレイシー・チャップマンの曲のリメイク。
チャップマンのオリジナルは1988年8月に最高6位まで上昇。
翌年のグラミー賞でbest female pop vocal performanceを受賞した。

テイラー・スイフトの “Cruel Summer” は6位から4位に上昇。
エアプレイ2%増の7,610万で Radio Songs 2位から1位に上昇して8枚目のエアプレイチャート1位を記録。
1990年12月に始まったエアプレイチャート史上、マルーン5、ケイティー・ペリー、アッシャーと並ぶ4位タイの1位獲得数。
1位はリアーナ13曲、以下マライア・キャリー11曲、ブルーノ・マーズ9曲までが3位。

テイラー・スイフトのエアプレイ1位曲リスト
“Cruel Summer” 今の所1週間, 2023
“Anti-Hero” 5週間, 2022-23
“Wildest Dreams” 2週間, 2015
“Bad Blood” (feat. Kendrick Lamar), 5週間, 2015
“Blank Space” 6週間, 2014-15
“Shake It Off” 4週間, 2014
“I Knew You Were Trouble.” 4週間, 2013
“You Belong With Me” 2週間, 2009

ポップエアプレイチャートでの1位を8週間に伸ばして自身の“I Knew You Were Trouble.”7週の記録を塗り替えた。
エアプレイチャートを色々細分化してあーだこーだ言っても仕方あるまい(笑)

2019年のアルバム “Lover” からのカットがニューシングルとしてプロモートされている。
現在開催されているエラズツアーは10パートあり今までに発表した9枚のアルバムからの曲を演奏。
最初のAct IがLoverのパートで2曲目に “Cruel Summer” が演奏される。
“Lover” リリースから4年経ち、この曲が同アルバムから“Me!” (最高2位); “You Need to Calm Down” (最高2位); “Lover” (最高10位)に続く4枚目のトップ10ヒットとなった。
彼女のトップ5入りは27曲目でマライア・キャリーと並ぶ史上4位タイ。

トップ5ヒットの多いアーティスト
36, Drake
29, The Beatles
28, Madonna
27, Mariah Carey
27, Taylor Swift
24, Janet Jackson
24, Rihanna
21, Elvis Presley
20, Justin Bieber
20, Michael Jackson
20, Stevie Wonder

これでテイラー・スイフトのエアプレイ1位は2000年代2010年代2020年代の3十年記にわたることになった。
2009年の“You Belong With Me”から14年での達成だから効率が良い。

ザック・ブライアンとケイシー・マスグレイブスの “I Remember Everything” は5位変わらず。
4週前65年のチャート史上1,154曲目で70曲目の初登場1位を記録。
Hot Rock & Alternative Songs と Hot Rock Songsチャートで5週連続1位。

モーガン・ウォレンの “Last Night” は8位から6位に上昇。
アメリカでは大変な人気ぶりだが日本では潔いまでにスルーされている。

オリビア・ロドリゴの “Vampire” は7位変わらず。
12週前にチャート史上1,150曲目のナンバー1で67曲目の初登場ナンバー1を記録。
間に9週の間隔を空けて先々週の1位復帰は、チャビー・チェッカーのThe Twistやマライア・キャリーのクリスマスソングを除けばマイリー・サイラスのWrecking Ballに並ぶ最長タイ記録。

ガンナの “Fukumean” は9位から8位に上昇。

レマとセレーナ・ゴメスの “Calm Down” が11位から9位に上昇してトップ10再突入。
約1年前にスタートしたBillboard U.S. Afrobeats Songs チャートで57週目の1位。

デュア・リパの “Dance the Night” は10位変わらず。
彼女にとって“Cold Heart (Pnau Remix)” (最高7位); “Levitating” (最高2位); “Don’t Start Now” (最高2位)と “New Rules” (最高6位)に続く5枚目のトップ10入り。

先週1位に初登場したドレイク フィーチャリング シザの “Slime You Out” は12位に転落。
10月6日発売予定のニューアルバム “For All the Dogs” での巻き返しに注目。

1 2 Paint the Town Red / Doja Cat
23 Snooze / SZA
3 4 Fast Car / Luke Combs
4 6 Cruel Summer / Taylor Swift
5 5 I Remember Everything / Zach Bryan & Kacy Musgraves
6 8 Last Night / Morgan Wallen
7 7 Vampire / Olivia Rodrigo
8 9 Fukumean / Gunna
9 11 Calm Down / Rema and Selena Gomez
10 10 Dance the Night / Dua Lipa

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