昨日の第71期王座戦五番勝負第4局 永瀬拓哉王座VS藤井聡太名人は既報のとおり138手で挑戦者藤井聡太七冠王が勝ち前人未到の八冠制覇を成し遂げた。
さっそく内閣総理大臣顕彰が授与されるそうである。
まずはお祝いを申し上げたい。
朝のテレビでも放映され将棋に無縁の記者や将棋youtuberたちも色々と語っていることだろう。
手の解説はともかくオレが気になるのはこの一点。
123手目永瀬王座の 5三馬 が詰みを逃す大悪手。
この局面に詰みがあるのはオレでもわかったくらい。
当然藤井聡太七冠は自玉に詰みがあることはわかっていた。
分かった上で122手目に 5五銀 と打った。
この手は 4六角成 以下の詰めろではあるが、いかんせん自玉に詰みがある。
いわゆる形作りの一手である。
しかるに永瀬王座は 5三馬 と指してしまった。
永瀬先生は詰みを逃したことにすぐに気が付いただろう。
対する藤井聡太七冠王はどのように感じたのだろう。
この局面渡辺先生だったら絶対 4二金 と打っていたと思う。
ところが永瀬王座はのがしてしまった。
その周辺の心理を含めたもろもろを、ぜひとも渡辺明先生の解説で読みたい。
昔は米長先生ほか文章のうまい棋士がファンを楽しませてくれた。
最近はなんといっても渡辺先生の解説が抜群に面白い。
手の分析はAIで正直言って誰でもできる。
それを超えたAi超えの解説を読みたい。
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