【アルバム】
テイラー・スイフトの “1989 (Taylor’s Version)” が165万3千ユニット(135万9千枚)で初登場1位。
彼女の最高売上記録 “1989” オリジナル(2014/11/2)の128万7千を更新。
135万9千枚の売上枚数は1991年にルミネートによる集計が始まってからでは6番目のビッグセールス。
アデルの “25” が1位で337万8千枚、以下インシンクの “No Strings Attached” 241万6千枚(2000年)、インシンク “Celebrity” 187万8千枚(2001年)、エミネム“The Marshall Mathers LP” 176万枚(2000年)、バックストリート・ボーイズ “Black & Blue” 159万1千枚(2000年)までが5位。
フィジカル盤の発売は15種類。
内訳は5種類のカラーレコード、8種類のCDと2種類のカセット。
ターゲット限定レコードにはボーナストラック“Sweeter Than Fiction” が収録されている。
ダウンロードは22曲収録の通常盤とケンドリック・ラマーをフィーチャーした“Bad Blood” を含む23曲の2ヴァージョン。
過去の3枚のテイラーズ・ヴァージョンでは販売されて大きな売り上げ貢献をしたサイン入りは今の所販売されていない。
これで彼女のナンバー1アルバムは13枚目でドレイクと並び史上3位タイ。
1位はビートルズの19枚、2位はジェイZの14枚。
セブンティーンの “SEVENTEENTH Heaven: 11th Mini Album” が10万ユニット(9万8千枚)で2位に初登場して4枚目のトップ10入り。
他のKPOPアーティスト同様16種類のCDが発売されている
ドレイクの “For All the Dogs” は21%減の9万5千ユニットで2位から3位に後退。
バッド・バニーの “Nadie Sabe Lo Que Va a Pasar Mañana” は25%減の7万3千ユニットで4位変わらず。
これで彼のナンバー1アルバムは3枚目。
2022年の前作 “Un Verano Sin Ti” は27万4千ユニットで1位に初登場して通算13週1位を記録。
モーガン・ウォレンの “One Thing at a Time” は7%減の6万4千ユニットで5位変わらず。
予想とおり日本ではまったく話題にのぼることなくスルーされている😄
好学のためアルバムを入手して試聴してみたがやはり日本ではまったくうけそうにないと思いました(笑)
ロッド・ウェーブの “Nostalgia” は9%減の4万6千ユニットながら9位から6位に上昇。
昨年の “Beautiful Mind” は11万5千ユニット(2千枚)で初登場1位。
2021年の “SoulFly” も13万ユニット(4千枚)で初登場1位。
テイラー・スイフトの“Midnight” は15%減の4万5千ユニットで6位から7位に後退。
テイラー・スイフトの“Lover” は15%減の4万4千ユニットで7位から8位に後退。
ザック・ブライアンのセルフタイトルアルバムは14%減の4万4千ユニットで8位から9位に後退。
10月13日にCDとレコードが発売された効果が剥落。
本アルバムは早速アマゾンで購入して聴いてみたが好み。
同じカントリージャンルでは大人気のモーガン・ウォレンよりこちらが好き。
2022年の前作 “American Heartbreak” は7万1千5百ユニット(6千枚)で初登場最高5位。
シザの “SOS” は5%減の4万2千ユニットながら11位から10位に上昇して3週間ぶりにトップ10再突入。
1 - 1989 (Taylor's Version) / Taylor Swift 1,653,000 (1,359,000)
2 - SEVENTEENTH Heaven: 11th Mini Album / SEVENTEEN 100,000 (98,000)
3 2 For All the Dogs / Drake 95,000
4 4 Nadie Sabe Lo Que Va a Pasar Mañana / Bad Bunny 73,000
5 5 One Thing at a Time / Morgan Wallen 64,000
6 9 Nostalgia / Rod Wave 46,000
7 6 Midnight / Taylor Swift 45,000
8 7 Lover / Taylor Swift 44,000
9 8 Zach Bryan / Zack Bryan 44,000
10 11 SOS / SZA 42,000
【シングル】
テイラー・スイフトの “Is It Over Now? (Taylor’s Version) [From the Vault]” が1位に初登場して11枚目の全米ナンバー1を記録。
自身の“Cruel Summer” に代わっての1位でセルフリプレイス2回は女性アーティストでは史上初の快挙。
アルバムチャートを制した1989 (Taylor’s Version)から7曲、合計8曲をトップ10入りさせて彼女のトップ10シングルは49曲となり女性アーティストでは最多、全アーティストでドレイクの76枚に次ぐ単独2位。
チャート史上1,159曲目のナンバー1で初登場1位は73曲目。
テイラー・スイフトの初登場1位は6枚目。
ストリーミングは 3,200万でStreaming Songs 初登場1位。
エアプレイは470万で売上(ダウンロード)は5千でDigital Song Sales初登場7位。
テイラー・スイフトの1位リスト
“Is It Over Now? (Taylor’s Version) [From the Vault]” (今の所1週間, 2023/11/11)
“Cruel Summer” (2週間, 2023/10/28)
“Anti-Hero” (8週間, 2022/11/5)
“All Too Well (Taylor’s Version)” (1週間, 2021/11/27)
“Willow” (1週間, 2020/12/26)
“Cardigan” (1週間, 2020/8/8)
“Look What You Made Me Do” (3週間, 2017/9/16)
“Bad Blood” feat. Kendrick Lamar, (1週間,2015/6/6)
“Blank Space” (7週間, 2014/11/29)
“Shake It Off” (4週間,2014/9/6)
“We Are Never Ever Getting Back Together” (3週間, 2012/9/1)
11曲1位はホイットニー・ヒューストンと並び8位タイ、女性アーティストでは4位。
1位の多いアーティストリスト
20, The Beatles
19, Mariah Carey
14, Rihanna
13, Drake
13, Michael Jackson
12, Madonna
12, The Supremes
11, Whitney Houston
11, Taylor Swift
10, Janet Jackson
10, Stevie Wonder
今週新たにトップ10にランクインしたテイラー・スイフトの曲の順位とストリーミングは下記の通り。
ストリーミングの多い順にランクイン。
1: “Is It Over Now? (Taylor’s Version) [From the Vault]” 3,200万
2: “Now That We Don’t Talk (Taylor’s Version) [From the Vault]” 2,820万
3: “Slut! (Taylor’s Version) [From the Vault]” 2,700万
5: “Say Don’t Go (Taylor’s Version) [From the Vault]” 2、580万
7: “Bad Blood (Taylor’s Version)” 2、264万
9: “Style (Taylor’s Version)” 2、158万
10: “Suburban Legends (Taylor’s Version) [From the Vault]” 2、020万
トップ10シングルの多いアーティスト
76, Drake
49, Taylor Swift
38, Madonna
34, The Beatles
32, Rihanna
30, Michael Jackson
29, Elton John
28, Mariah Carey
28, Stevie Wonder
27, Janet Jackson
26, Justin Bieber
25, Lil Wayne
25, Elvis Presley(シングルチャート発足以前はノーカウント)
テイラー・スイフトの “Cruel Summer” は2週続いた1位から6位に後退。
チャート史上1,158曲目のナンバー1。
2019年のアルバム “Lover” からのカットがニューシングルとしてプロモートされた。
現在開催されているエラズツアーは10パートあり今までに発表した9枚のアルバムからの曲を演奏。
最初のAct IがLoverのパートで2曲目に “Cruel Summer” が演奏される。
“Lover” リリースから4年経ち、この曲が同アルバムから“Me!” (最高2位); “You Need to Calm Down” (最高2位); “Lover” (最高10位)に続く4枚目のトップ10ヒットとなった。
10月13日にエラズツアーのコンサート映画が公開されこの曲のライブヴァージョンがリリースされた。
エアプレイ6%減の7,540万ながら Radio Songs 2週連続通算3週目の1位。
“Cruel Summer” は親アルバムLoverリリース時2019年9月7日に29位にランクインして翌週71位にランクダウン。
今年6月に49位にリエントリーして翌月トップ10入りして42枚目のトップ10シングルとなった。
シングルチャートにランクインしてから1位到達までにかかった期間は4年1か月と4週で史上5位の記録となる。
1位到達にかかった期間の長い曲リスト
19年11ヵ月2週, “All I Want for Christmas Is You” マ
ライア・キャリー (2000-19; オリジナル盤のリリースは1994年)
6年2ヵ月3週, “Die for You” ザ・ウィークエンドとアリアナ・グランデ (2016-23)
5年 8ヵ月2週, “When I’m With You” シェリフ (1983-89)
4年8ヵ月2週, “Red Red Wine” UB40 (1984-88)
4年1ヵ月3週, “Cruel Summer” Taylor Swift (2019-23)
ドージャ・キャットの “Paint the Town Red” は2位から4位に後退。
ドージャ・キャット初の3週1位を記録。
65年のシングルチャート史上1,155曲目のナンバー1。
Hot R&B/Hip-Hop Songs 9週 Hot Rap Songsチャートは10週1位。
12週前に15位に初登場し、TikTokでヴァイラルヒット。
5位3位と上昇して久しぶりに初登場1位でなくチャートを上昇してのナンバー1ソングとなった。
彼女にとって “Vegas” (2022年10月最高10位); ポスト・マローンとの “I Like You (A Happier Song)” (2022年10月最高3位); “Woman” (No. 7, May 2022年5月最高7位); “Need To Know” (2021年11月最高8位); シザをフィーチャーした“Kiss Me More” (2021年7月最高3位); とニッキー・ミナージュをフィーチャーした “Say So,” (2020年5月1週間1位)に続く7枚目のトップ10ヒット。
“Paint the Town Red”は9月22日発売のニューアルバムScarletからの先行シングル。
ラップ曲としては昨年8月27日付ニッキー・ミナージュ "Super Freaky Girl" 以来1年ぶりの1位。
その前も2011年10月23日付リル・ナズ・エックスとジャック・ハーロウ "Industry Baby" だからラップの勢いは減退気味なのかもしれない。
本曲は1964年今から60年近く前に最高6位を記録したディオンヌ・ウォーウィックのスタンダードヒット“Walk on By”(さようなら)をサンプリング。
“Walk on By”のメロディーにのせて、彼女への批判を一蹴して自己のアイデンティティを主張するラップが展開されている。
髪型を坊主にしたことで、ファンやヘイターたちからは悪魔みたいだと批判されていることに対してMm, she the devil 彼女は悪魔よ。
ビルボード・ミュージック・アワードやメット・ガラ(ファッションの祭典)の会場でタバコを吸ったことをネタにUgh, ain’t no sign, I can smoke hereうーん、ここでタバコを吸うのはダメ
I don’t care, I paint the town red気にしない、街を赤く染めるの!と、ヘイターを無視することを強調し彼らのSNS上の意見に左右されることなく自分のことをやり続けるという強い意志が込められたラップがうたわれている。
色々なことを気づかせてくれるのでアメリカのポップカルチャーは面白い。
すくなくとも日本より多様性があり自己主張が強いのは間違いない?
おかげでこの曲のライター、バート・バカラックとハル・デビッドの曲が2004年ツイスタ “Slow Jamz” 以来19年ぶりにトップ10入り。
“Slow Jamz” もディオンヌの“A House Is Not a Home” をカバーしたルーサー・ヴァンドロスの曲をサンプリングしていた。
今年2月8日に逝去したバカラックは60年代からの4十年記で7曲の全米ナンバー1ソングを書いている。
バート・バカラックがライターとしてクレジットされているナンバー1ソングリスト
ドージャ・キャット, “Paint the Town Red” (2023/9 /16 今の所1週間)
トゥイスタ フィーチャリング カニエ・ウェストとジェイミー・フォックス, “Slow Jamz” (2004/2/21 1週間)
ディオンヌ アンド フレンズ, “That’s What Friends Are For” (1986/1/18 4週間)
パティ・ラベル と マイケル・マクドナルド, “On My Own” (1986/6/14 3週間)
クリスタファー・クロス, “Arthur’s Theme (Best That You Can Do)” (1981/10/17 3週間)
カーペンターズ, “(They Long To Be) Close to You” (1970/7/25 4週間)
B.J.トーマス, “Raindrops Keep Fallin’ on My Head” (1970/1/3 4週間)
ハーブ・アルパート, “This Guy’s in Love With You” (1968/6/22 4週間)
シザの “Snooze” は3位から8位に後退。
Hot R&B Songs チャートで14週目の1位。
今年のシザのトップ2ヒットは “Snooze” が “Slime You Out” と “Kill Bill” に加わり3曲となった。
今週のシングルチャートは女性アーティストが独占。
2022年11月5日にテイラー・スイフトがトップ10を独占した時以来で史上2回目。
1 – Is It Over Now? (Taylor’s Version) [From the Vault] / Taylor Swift
2 - Now That We Don’t Talk (Taylor’s Version) [From the Vault] / Taylor Swift
3 - Slut! (Taylor’s Version) [From the Vault] / Taylor Swift
4 2 Paint the Town Red / Doja Cat
5 - Say Don’t Go (Taylor’s Version) [From the Vault] / Taylor Swift
6 1 Cruel Summer / Taylor Swift
7 - Bad Blood (Taylor’s Version) / Taylor Swift
8 3 Snooze / SZA
9 - Style (Taylor’s Version) / Taylor Swift
10 - Suburban Legends (Taylor’s Version) [From the Vault] / Taylor Swift
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