Billboard 2024年2月10日

【アルバム】
Morgan_Wallen_-_One_Thing_at_a_Time.pngモーガン・ウォレンの “One Thing at a Time” が4%増の6万6千ユニットで2位から1位に上昇して通算18週目の1位。
カントリーのアルバムではガース・ブルックスの “Ropin’ the Wind” に並ぶ最多週1位を記録。
ストリーミングユニット4%増の6万4千でこれは8,732万回のオンディマンドストリームに相当する。
1956年3月に現在のアルバムチャートが始まって以来18週以上1位に在位したアルバムはたったの15枚しかない。

1位在位の長いアルバムのリスト
54 週 West Side Story / soundtrack, 1962-63
37 週Thriller / Michael Jackson, 1983-84
31 週 Rumours / Fleetwood Mac, 1977
31 週 South Pacific / soundtrack, 1958-59
31 週 Calypso / Harry Belafonte, 1956-57
24 週 21 / Adele, 2011-12
24 週 Purple Rain / soundtrack, Prince and The Revolution, 1984-85
24 週 Saturday Night Fever / soundtrack 1978
21 週, Please Hammer Don’t Hurt ‘Em / M.C. Hammer, 1990
20 週 The Bodyguard / Whitney Houston/soundtrack, 1992-93
20 週 Blue Hawaii / Elvis Presley/soundtrack, 1961-62
18 週 One Thing at a Time / Morgan Wallen, 2023-24
18 週 Ropin’ the Wind / Garth Brooks, 1991-92
18 週 Dirty Dancing / soundtrack 1987-88
18 週 More of the Monkees, The Monkees, 1967
半分近い7枚がサントラなのが目を引く。

トゥエニーワン・サヴェージの “American Dream” は23%減の6万1千ユニットで2週続いた1位から2位に後退。
先週彼にとって4枚目の全米ナンバー1で “I Am > I Was” に並ぶ2週1位を記録。
2022年ドレイクとのコラボ “Her Loss” は40万4千ユニット(1万2千枚)で初登場1位。
2020年メトロ・ブーミンとのコラボ “Savage Mode II” は17万1千ユニット(2万2千枚)で初登場1位。
2018年のソロアルバム “I Am > I Was” も13万1千ユニット(1万8千枚)で初登場1位。
日本でその名を聞くことはまず無いがアメリカでは超人気のラッパーのひとりである。

ドレイクの “For All the Dogs” は4%減の5万1千ユニットで3位変わらず。
11月17日に6曲が追加収録されたデラックス盤が発売された。

ノア・カハンの “Stick Season” は2%減の4万7千ユニットながら5位から4位に上昇。

テイラー・スイフトの “1989 (Taylor’s Version)” は3%減の4万5千ユニットながら6位から5位に上昇。
彼女のナンバー1アルバムは13枚目でドレイクと並び史上3位タイ。
1位はビートルズの19枚、2位はジェイZの14枚。
通算1位在籍週数を69週でエルビス・プレスリーを抜いて単独2位。
(エルビスは1956年から2002年にかけ10枚のアルバムで通算67週1位に在位)
トップはザ・ビートルズ。
ビートルズは1964年から2001年の間に19枚のナンバー1アルバムで通算132週もの1位在位週を積み上げた。

シザの “SOS”は3%増の4万2千ユニットで7位から6位に上昇。

テイラー・スイフトの “Lover”は6%増の4万ユニットで10位から7位に上昇。

ザック・ブライアンのセルフタイトルアルバムは3%増の4万ユニットで9位から8位に上昇。
本アルバムはアマゾンで購入して聴いてみたが好み。
同じカントリージャンルでは大人気のモーガン・ウォレンよりこちらが好き。
2022年の前作 “American Heartbreak” は7万1千5百ユニット(6千枚)で初登場最高5位。

テイラー・スイフトの “Midnights”は1%増の3万8千ユニットで11位から9位に上昇。

モーガン・ウォレンの “Dangerous: The Double Album” が6%増の3万7千ユニットで13位から10位に上昇。

1 2 One Thing at a Time / Morgan Wallen 66,000 (1,500)
2 1 American Dream / 21 Savage 61,000
3 3 For All the Dogs / Drake 51,000
4 5 Stick Season / Noah Kahan 47,000
5 6 1989 (Taylor's Version) / Taylor Swift 45,000
6 7 SOS / SZA 42,000
7 10 Lover / Taylot Swift 40,000
8 9 Zach Bryan / Zach Bryan 40,000
9 11 Midnights / Taylor Swift 38,000
10 13 Dangerous : The Double Album / Morgan Wallen 37,000

【シングル】
Megan_Thee_Stallion_-_Hiss.pngミーガン・ジー・スタリオンの "Hiss" が1位に初登場。
2020年の "Savage" と "WAP" に続く3枚目のナンバー1。
前者はビヨンセ後者はカーディ・Bとのコラボだったのでソロでは初めての1位。
チャート史上1,163曲目のナンバー1で75枚目の初登場1位。
ストリーミング2,920万で Streaming Songs チャートで初登場1位。
エアプレイ 290万。
ダウンロード10万4千で Digital Song Sales チャートも初登場1位。
Hot R&B/Hip-Hop Songs とHot Rap Songsの両チャートで1位。

ジャック・ハーロウの "Lovin on Me" は1位から2位に後退。
エアプレイ3%増の7,590万でRadio Song 3週連続1位。
チャート史上1,160曲目のナンバー1。
ストリーミング稼いで2位に初登場した曲が1位に登るのは久しぶりだった。
たいてい翌週はずっこける(笑)
彼にとって5枚目のトップ10入りで全て5位以内に入っている。
ジュングクとの "3D" は今年10月に最高5位。
2022年の "First Class" は3週1位。
リル・ナズ・エックスとの "Industry Baby" は2021年に1週1位。
2020年のダベイビー、トリー・ロレンツ、リル・ウェインとの "Whats Poppin" は最高2位。

テイラー・スイフトの “Cruel Summer” も2位から3位に後退。
チャート史上1,158曲目のナンバー1。
2019年のアルバム “Lover” からのカットがニューシングルとしてプロモートされた。
現在開催されているエラズツアーは10パートあり今までに発表した9枚のアルバムからの曲を演奏。
最初のAct IがLoverのパートで2曲目に “Cruel Summer” が演奏される。
“Lover” リリースから4年経ち、この曲が同アルバムから“Me!” (最高2位); “You Need to Calm Down” (最高2位); “Lover” (最高10位)に続く4枚目のトップ10ヒットとなった。

テディ・スウィムズの “Lose Control” は4位変わらず。

テイト・マックレーの “Greedy” は3位から5位に後退。
カルガリー出身でLA在住のシンガーソングライター初のトップ10入り。
今までの最高は2021年You Broke Me First の17位。
“Greedy” は12月8日発売のセカンドアルバムThink Laterからのシングルカット。

ザック・ブライアンとケイシー・マスグレイブスの “I Remember Everything” は5位から6位に後退。
65年のチャート史上1,154曲目で70曲目の初登場1位を記録。
Hot Rock & Alternative Songs と Hot Rock Songsチャートで23週1位。
Hot Country Songsは通算19週目の1位。

ドージャ・キャットの “Agora Hills” は7位変わらず。

ベンソン・ブーンの “Beautiful Things” は15位から8位に上昇して初のトップ10入り。
ストリーミング18%増の1,850万。
エアプレイも393%増の80万。
売上も21%増の8千。

トゥエニーワン・サヴェージの “Redrum” は10位から9位に上昇。

シザの “Snooze” は9位から10位に後退。
Hot R&B Songs チャートで28週目の1位。

1 – Hiss / Megan Thee Stallion
2 1 Lovin on Me / Jack Harlow
3 2 Cruel Summer / Taylor Swift
4 4 Loose Control / Teddy Swims
5 3 Greedy / Tate McRae
6 5 I Remember Everything / Zach Bryan featuring Kacey Musgraves
7 7 Agora Hills / Doja Cat
8 15 Beautiful Things / Benson Boone
9 10 Redrum / 21 Savage
10 9 Snooze / SZA

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