Billboard 2024年2月17日


【アルバム】
TobyKeith35Hits.jpg2月5日に胃がんのため62才で亡くなったトビー・キースの “35 Biggest Hits” が6万6千ユニットで1位に再登場。
ストリーミングユニット689%増の4万6千でこれは6,404万回のオンディマンドストリームに相当する。
売上は3,251%増の1千1千枚。
彼のナンバー1アルバムはこれで5枚目。
日本でその名を聞くことはほとんど無いがアメリカでは超人気のカントリーシンガー。
トビー・キースのナンバー1アルバムリスト
35 Biggest Hits (2024/2/17)
Bullets in the Gun(2010/10/23)
Big Dog Daddy (2007/6/30)
Shock’N Y’all (2003/11/22)
Unleashed (2002/8/10)

モーガン・ウォレンの “One Thing at a Time” は2%減の6万5千ユニットで1位から2位に後退。

シザの “SOS”は28%増の5万3千ユニットで6位から3位に上昇。

トゥエニーワン・サヴェージの “American Dream” は16%減の5万1千ユニットで2位から4位に後退。
彼にとって4枚目の全米ナンバー1で “I Am > I Was” に並ぶ2週1位を記録。
2022年ドレイクとのコラボ “Her Loss” は40万4千ユニット(1万2千枚)で初登場1位。
2020年メトロ・ブーミンとのコラボ “Savage Mode II” は17万1千ユニット(2万2千枚)で初登場1位。
2018年のソロアルバム “I Am > I Was” も13万1千ユニット(1万8千枚)で初登場1位。
日本でその名を聞くことはまず無いがアメリカでは超人気のラッパーのひとりである

テイラー・スイフトの “Midnights”は35%増の5万1千ユニットで9位から5位に上昇。
グラミー最優秀アルバム受賞でさらなる上昇が見込まれる。

ドレイクの “For All the Dogs” は4%減の4万9千ユニットで3位から6位に後退。
11月17日に6曲が追加収録されたデラックス盤が発売された。

ノア・カハンの “Stick Season” は4%増の4万9千ユニットながら4位から7位に後退。

テイラー・スイフトの “1989 (Taylor’s Version)” は7%増の4万8千ユニットながら5位から8位に後退。
彼女のナンバー1アルバムは13枚目でドレイクと並び史上3位タイ。
1位はビートルズの19枚、2位はジェイZの14枚。
通算1位在籍週数を69週でエルビス・プレスリーを抜いて単独2位。
(エルビスは1956年から2002年にかけ10枚のアルバムで通算67週1位に在位)
トップはザ・ビートルズ。
ビートルズは1964年から2001年の間に19枚のナンバー1アルバムで通算132週もの1位在位週を積み上げた。

テイラー・スイフトの “Lover”は13%増の4万5千ユニットながら7位から9位に後退。

ザック・ブライアンのセルフタイトルアルバムは5%増の4万2千ユニットながら8位から10位に後退。
本アルバムはアマゾンで購入して聴いてみたが好み。
同じカントリージャンルでは大人気のモーガン・ウォレンよりこちらが好き。
2022年の前作 “American Heartbreak” は7万1千5百ユニット(6千枚)で初登場最高5位。

1 - 35 Biggest Hits / Toby Keith 66,000
2 1 One Thing at a Time / Morgan Wallen 65,000
3 6 SOS / SZA 53,000
4 2 American Dream / 21 Savage 51,000
5 9 Midnights / Taylor Swift 51,000
6 3 For All the Dogs / Drake 49,000
7 4 Stick Season / Noah Kahan 49,000
8 5 1989 (Taylor's Version) / Taylor Swift 48,000
9 7 Lover / Taylot Swift 45,000
10 8 Zach Bryan / Zach Bryan 42,000

【シングル】
_Lovin_On_Me__by_Jack_Harlow_-_cover_art.pngジャック・ハーロウの "Lovin on Me" が2位から1位に上昇して通算5週目の1位。
エアプレイ1%増の7,670万でRadio Song 4週連続1位。
ストリーミング10%減の2,320万で Streaming Songs 2位から3位に後退。
売上も39%減の6千で Digital Song Sales 6位から20位に後退。
チャート史上1,160曲目のナンバー1。
ストリーミング稼いで2位に初登場した曲が1位に登るのは久しぶりだった。
たいてい翌週はずっこける(笑)
彼にとって5枚目のトップ10入りで全て5位以内に入っている。
ジュングクとの "3D" は今年10月に最高5位。
2022年の "First Class" は3週1位。
リル・ナズ・エックスとの "Industry Baby" は2021年に1週1位。
2020年のダベイビー、トリー・ロレンツ、リル・ウェインとの "Whats Poppin" は最高2位。
Hot R&B/Hip-Hop Songs と Hot Rap Songs の両チャートで通算12週目の1位。

テディ・スウィムズの “Lose Control” は4位から2位に上昇。

ベンソン・ブーンの “Beautiful Things” は8位から3位に上昇して初のトップ5入り。
ストリーミング23%増の2,280万で Streaming Songs 1位。

テイラー・スイフトの “Cruel Summer” は3位から4位に後退。
チャート史上1,158曲目のナンバー1。
2019年のアルバム “Lover” からのカットがニューシングルとしてプロモートされた。
現在開催されているエラズツアーは10パートあり今までに発表した9枚のアルバムからの曲を演奏。
最初のAct IがLoverのパートで2曲目に “Cruel Summer” が演奏される。
“Lover” リリースから4年経ち、この曲が同アルバムから“Me!” (最高2位); “You Need to Calm Down” (最高2位); “Lover” (最高10位)に続く4枚目のトップ10ヒットとなった。

シザの “Snooze” は10位から5位に上昇。
ストリーミング29%増の1,650万。
売上も284%増の3千。
エアプレイ1%増の4,500万。
2月5日のグラミー賞授賞式でKill BillとのメドレーをパフォーマンスしてCBSで放映されベストR&Bソングを受賞した。
今週でチャートイン60週となり60週以上チャートインした26曲しかない曲の仲間入りの偉業達成。
1958年に現在のチャートが発足してからチャートインした曲は3万以上。
0,1%以下の確率でしか60週以上チャートインすることはない。
Hot R&B Songs チャートで29週目の1位。

ザック・ブライアンとケイシー・マスグレイブスの “I Remember Everything” は6位変わらず。
65年のチャート史上1,154曲目で70曲目の初登場1位を記録。
Hot Rock & Alternative Songs と Hot Rock Songsチャートで24週1位。
Hot Country Songsは通算20週目の1位。
グラミー賞ではベスト・カントリー・デュオ/グループ・パフォーマンスを受賞。

テイト・マックレーの “Greedy” は5位から7位に後退。
カルガリー出身でLA在住のシンガーソングライター初のトップ10入り。
今までの最高は2021年You Broke Me First の17位。
“Greedy” は12月8日発売のセカンドアルバムThink Laterからのシングルカット。

ルーク・コムズの “Fast Car” は20位から8位に上昇。
ストリーミング26%増の1,360万。
売上も1,185%増の1万7千。
エアプレイ1%増の3,940万。
グラミー賞授賞式でベスト・カントリー・ソロ・パフォーマンスにノミネートされた本曲をトレイシー・チャップマンと共に演奏した。
チャップマンのオリジナルは1988年8月に最高6位まで上昇。
翌年のグラミー賞でbest female pop vocal performanceを受賞した。
トレイシー・チャップマンの原曲は今週8,215%増の3万5千枚を売上げて Digital Song Sales チャートで1位。
ストリーミングも153%増の600万でエアプレイも67%増の130万を稼いでシングルチャートの42位に再登場した。

ドージャ・キャットの “Agora Hills” は7位から9位に後退。

マイリー・サイラスの “Flowers” が32位から10位に上昇。
グラミー最優秀レコード賞受賞による上昇。
ストリーミング51%増の1,130万。
売上も2,160%増の2万6千。
エアプレイ3,300万。
彼女は2022年のNBC大晦日番組で1月13日にニューシングルリリースをアナウンス。
この日は元夫リアム・ヘムスワースの誕生日。
ファンは鋭く鮮明にリリース日を認識した。
東部標準時12日午後7時にリリースされ最初の5時間で240万視聴、68万5千ストリーム、2千枚を売上げるスマッシュヒットとなった。
“Flowers” はマイリー・サイラス2013年9月の “Wrecking Ball” 以来9年1か月と2週間ぶり2枚目のナンバー1。
初登場ナンバー1はチャート史上65枚目。
1,145枚目のナンバー1曲となった。

1 2 Lovin on Me / Jack Harlow
2 4 Loose Control / Teddy Swims
3 8 Beautiful Things / Benson Boone
4 3 Cruel Summer / Taylor Swift
5 10 Snooze / SZA
6 6 I Remember Everything / Zach Bryan featuring Kacey Musgraves
7 5 Greedy / Tate McRae
8 20 Fast Car / Luke Combs
9 7 Agora Hills / Doja Cat
10 32 Flowers / Miley Cyrus

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