3月3日(日)アカシヤ書店で詰将棋ファン第4号を購入した。
2019年08月24日に第2号は浦野八段から購入したが第3号の記憶が定かでない。
たぶんどこかに死蔵されていると思う🤣
久々に第4号がリリースされるということで3月2日にもアカシヤ書店を訪問。
店主の星野さんに「詰将棋ファン入荷してますか?」と聞いたけど未入荷だった。
本日も散歩がてら神保町まで出かけてみたら入荷していた。
いつだったか忘れたが開店時間の11時に行ったら店に誰もいなかった。
結構大きな声で「すみませーん」と言ってしばらく待って星野さんが現れた。
本の整理をしていたようだけど不用心だ(笑)
みんなで盛り上げてあげないと数少ない将棋・詰将棋の聖地がなくなってしまう。
さっそく詰将棋ファン第4号を拝読。
ざっと読んだだけだが面白かった。
最近の詰パラ本誌は出題と結果稿のほかの読み物が少ない。
少ない読み物も固定化していてあまり読みたいものがない。
推理将棋とか将棋パズルやフェアリーは、かしこ詰専門のオレには用がない。
減らせとは言わないが詰将棋関連の読み物を増やして欲しいものだ。
で、詰将棋ファンに詰将棋の出題はなく読み物オンリーだ。
冒頭は角建逸さんの「易しくて何が悪いの?」
① 好形作軽視の現状
② 難解作上位の風潮
③ 求む、好形好手順
とのことで最後に◇解答募集がある。
締切は今年の9月末で解答の送り先は詰将棋ファン編集部。
【解答者は自分が解くのに苦労した図を高く評価し、ひと目で解けた図の評価は低くなる】
苦労して解いても、煩雑なだけと低評価することもあるけど🤣
角さんのおっしゃる形の良さ、駒の効率、捌きの良さは評価アップのポイントだが全体を集計すると【】内の通りとなっていると思う。
またT中さんのようにほとんどの図がひと目で解ける人がCばかりつけるかと云うとそんなことはあるまい、なんてことも思った(笑)
続く原亜津夫さんの「私のトップ10」掲載の図は「形の良さ、駒の効率、捌きの良さ」三拍子そろっていて高い評価をえている(はず)
「伝説の詰将棋作家昼間勉の10局」が第4号の目玉だろう。
一度は看寿賞に決まったものの余詰が発見されて授賞取消しになった7手詰が完全作としてよみがえった。
目出度い🤣
余詰は初手 4二飛 として 2三玉 1三飛成 3四玉 3三龍 4五玉 4三龍 同角 同飛成 5六玉 と大海に追い出す手順。
ソフトの無い時代によく発見したものである。
いったい誰が発見したのだろう?
看寿賞受賞作で余詰や不詰の作品は他にもあり、運が悪かったとしかいいようがない(笑)
見逃して授賞していれば、後に余詰めが発見され、今回の修正で晴れて完全作認定というストーリーになったのに残念だ。
この作品も、次に1作だけ紹介しておく作品も「形の良さ、駒の効率、捌きの良さ」が揃っている。
近代将棋1968年12月 昼間勉氏作

「近代将棋図式精選」にも収録されているそうだが、例によって死蔵しているので知らなかった。
こういう図はたいへん好きである。
詰将棋も一種のコミュニケーションだから発信が必要だ。
色々な見方があって盛り上がっていければ良い。
他にも詰将棋愛好家にとって興味深い記事が満載。
千円の元を取るのは簡単なのでみなさんに購入をおすすめする。
「詰将棋ファン」第4号
1000円(〒180円)
下記から入手できます。
詰将棋パラダイス編集部
つみき書店
アカシヤ書店
浦野真彦八段
柳田明さん
吉松智明さん
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