詰将棋解答選手権チャンピオン戦

3月31日(日曜日)詰将棋解答選手権チャンピオン戦が5年ぶりに開催された。
2月25日(日)に開催された第399回詰工房で金子さんが採点を手伝うスタッフを募集していた。
その時に、手が足りなかったら手伝うよと申し上げた。
その後特に話はなく、400回詰工房で利波くんや新ケ江さんが金子さんと話をしているのを耳にはさんだ。
「きゅりあんの7階に10時にきてください。」
オレは特に何も頼まれていなかったが、手伝うと言った手前行くだけは行くことにした。
人が足りているようなら帰ろうという算段である。
解答選手権.jpg

10分以上前に会場に到着。
「人足りているなら帰るけど」と言ったら柳田会長に「解答王なんだから出たら」とまぜっかえされた(笑)
30年前ならともかく前期高齢者入りしたジジイの出る幕はない。
座席表を見ると、最大の焦点藤井聡太八冠の席は無かった。
それはそうだよね~ざんねんだけど仕方ないかなと思った。
来年は手を尽くして参加できるようにしたいところですね。

ちょっと会場に留まっているとすぐに竹中さん父娘がやってきた。
今日はとくに何も話をしなかった。

当方は運営スタッフではなく採点要員。
スタッフの控室に10時から16時半まで、トイレと買い出し以外の時間は席に常駐していた。
勝手が分からないのでよけいなことをすると邪魔になる。
始まる前に採点基準の確認。
4手あっていれば4手ごとに一点。
誤記は0.5点のマイナスなど。

第1ラウンドが始まると出題作の検討が始まった。
②の49成香の意味付けとか
③で74香と中合した時の詰め方とか
ある程度理解しておかないと採点の早さや正確性、公平性が保てないリスクがある。

第1ラウンドの問題は過去にくらべて難しすぎた。
それは出場者の得点をみても明らかだろう。
④芹田さんの作品くらいがちょうどいい。
⑤は37銀 19玉 28銀 同玉で1点の部分点を取るくらいが限界だね(笑)

①から⑤まで全体的に形が広がった作品ばかり。
2、3作は5×5くらいに収まって手のつけやすい作品がいいのではないかと思った。
ラスボスみたいな難解作は1作でいいだろう。
選題は、やはり解答にたけた人にも意見を聞くべき。
創作者目線だと難しくなりすぎる(今回はそれ)

第1ラウンドの制限時間は90分。
時間を半分以上残した43分で岩村凜太朗氏が退出。
早速採点が行われて44点の高得点。
(内容についてはここには書かない)
その後の退出者はいなかった。

終了後に解答がまとめられて運ばれてきた。
それからが今日の最大ミッション第1ラウンドの採点。
すばやく正確かつ公平に採点しなければならない。
ダブルチェック後得点順に解答を並べ替えて結果をパソコン入力。
10人足らずの採点要員でわりと早く作業が完了。
情報は速さが命である。

関西の結果をみると上位はともかくオレが驚いたのは1点だけ。
谷川浩司十七世名人が部分点3つの3点しか取れていなかった。
還暦を越えたとはいえ、あの谷川さんが全然解けなくなっている。
問題が難し過ぎたとはいえ愕然とした。

採点者の感想としては問題が難し過ぎた以外にいくつか。
やはり手順は完全限定がのぞましい。
表記方法も上、直などややこしいものは無い方がいい。
普段解答を出し慣れていれば迷うことは無い。
そういう人はほとんどいないと思う。
選手権用に集まった問題の数など制約はあるだろう。
なるべく出場者に配慮した選題がのぞまれる。

昼休みのあと第2ラウンドが開始された。
採点担当が行う作業は第1ラウンドと同じである。

第2ラウンドの問題をみると・・・
第1ラウンドよりは手がつけやすそうな印象。
ただし、⑨と⑩ははなしにならない🤣
実際に解けた人は誰もいなかった。
さすがに難し過ぎたといえるだろう。

⑥は14角と打って24玉に33銀不成はひとめ筋である。
竹中さんならほいほいと解きそうだと思った。
⑦は15角 24歩 同龍 42玉 まではいいけどそこで 23龍 の途中下車が難しい。
時間があれば気が付くだろうが短時間では気づけない可能性も高い。
⑧も時間があれば解けそうな問題。
⑨と⑩は時間が相当ないと解けない難問。
スタッフルームを訪れた若島先生は「30分で八冠の問題」と言っていた(と思う)

第2ラウンドは早期途中退出者なし。
解答がどかっと来てドンドン採点した。
⑧で打を書きもらした解答の扱いで協議。
正解していれば誤記マイナス0.5でわかりやすい。
扱いは同じにしなければ公平性を欠く。

第2ラウンドの採点は第1ラウンドほどの緊急性なし。
橋本哲さんの解説で時間調整と聞いていた。
表彰式があるので上位の成績固めが優先されていたのだと思う。
ばたばたと採点や解答の並べ替えや入力作業を行っていたので解説はまったく聞いていない。
滞りなく終了したようで良かった。
金子さんがもくもくと色々な作業をこなしていた。
運営にはたいへんな準備が必要だったであろう。
ほんとうにご苦労さまでした。

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