エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命@イタリア文化会館アニェッリホール
制作年:2023
英題:KIDNAPPED
制作国:イタリア/フランス/ドイツ
日本公開:2024年4月23日
上映時間:2時間14分
配給:ファインフィルムズ
監督・脚本☆マルコ・ベロッキオ
キャスト
ピウス9世☆パオロ・ピエロボン
サロモーネ・モルターラ☆ファウスト・ルッソ・アレジ
マリアンナ・モルターラ☆バルバラ・ロンキ
エドガルド・モルターラ(幼少期)☆エネア・サラ
エドガルド・モルターラ☆レオナルド・マルテーゼ
【あらすじ】
1858年、イタリア・ボローニャのユダヤ人街。家族と共に暮らしていた7歳の男児エドガルド・モルターラ(エネア・サラ)は、「何者かに洗礼を受けた」という情報により、教皇の命を受けた兵士たちに連れ去られてしまう。彼の両親は息子を取り戻そうと奔走し、世論や国際的なユダヤ人社会の支えも得て、事態は政治的な様相を呈していく。しかし、教会とローマ教皇は揺らぎつつある権力を強化するため、エドガルドを両親のもとに返そうとはしなかった。
【感想】
映画の舞台は1858年のイタリアはボローニャ。
6歳のユダヤ人少年エドガルド・モルターラは教皇領の警察により連れ去られてしまう。
少年はローマに連れ去られる。
寄宿舎で他の少年たちと一緒にキリスト教の英才教育を受ける。
はたして彼の運命やいかに?
家に帰ることができるのか?
「エドガルド・モルターラ誘拐事件」はナポレオンやロスチャイルド家を巻き込んだ論争に発展していく。
という話だが、フライヤーにはスピルバーグが映像化を断念と書いてある。
なぜスピルバーグが断念したのか?
重厚なセットで当時の風景が再現されていた。
映像的には普通に思えるのでなぜスピルバーグが断念したのか分からなかった。
特に説明もない。
プロモ上スピルバーグと出しておけば気を惹かれる人が出ると思っただけかと邪推した。
最大の謎はそこかもしれない🤣
映画の中で、ユダヤ教とキリスト教の儀式が描かれる。
無宗教の日本人から見ると同じに見える😁
どっちの神様もいるわけ無いのに争いだけ産み出してバカバカしい限り。
(だからレノンはNo religion と歌った)
そうは云っても、そんな考え方が普通なのは多分グローバルにみて日本だけ。
その他の国では神様が戦争起こしている。
理解は出来ないが勉強しておく必要はある。
本当はピウス9世の時代にあった出来事を知っていればより興趣が増すものと思われる。
この記事へのコメント
ここなつ
私は本作を東京国際映画祭で観たのですが、その時の話によると、スピルバーグが映画化を断念したのは、エルガルド・モルターラの子役のキャスティングがどうしても上手くいかなかったことが一因だということでした。もちろんそれが全ての原因ではないと思いますが、本作での子役の適役っぷりに納得です。
まっつぁんこ
「エルガルド・モルターラの子役のキャスティングがどうしても上手くいかなかったことが一因」ですか。
「本作での子役の適役っぷりに納得」同感です。
コロナ禍以降東京国際映画祭はスルーしてしまっています。
今年はもう少し魅力的なイベントになるといいなと希望🤣