【アルバム】
テイラー・スウィフトの “The Tortured Poets Department” が54%減の17万5千ユニット(4万1千枚)で6週連続1位。
昨年のモーガン・ウォレン “One Thing at a Time” 以来の発売から6週連続1位を飾った。
“One Thing at a Time” は最初の12週連続1位。
6週目のユニット17万5千はアデルの“25” が6週目に36万3千ユニットを売上げて以来のビッグセールス。
とは云ってもアデルの半分で、短期間で売上環境が激変(低下)していることがうかがい知れる。
(今度アデルがアルバムを出してもそんな大きな売上は達成できないであろう)
ストリーミングユニットは20%減の13万3千ユニットでこれはオンディマンドストリーム1億7,365万回に相当する。
TTPDと略される本作は東海岸時間19日零時に16曲収録のスタンダード盤がリリースされた。
2時間後に31曲収録の拡張盤がダウンロードとストリーミングでリリース。
テイラーは「午前2時のサプライズ!TTPDはシークレットダブルアルバム。過去2年でたくさんの 苦しい詩を書いたの。それをみんなと分かち合いたい。これがTTPD2回目15曲追加盤。これで全てはみんなのもの」と書いた。
TTPDはテイラー14枚目のナンバー1アルバム。
ジェイ・Zと並びビートルズ19枚に次ぐ史上2位タイとなった。
ナンバー1アルバムの多いアーティスト
19, The Beatles
14, Jay-Z
14, Taylor Swift
13, Drake
11, Bruce Springsteen
11, Barbra Streisand
11, Ye (formerly Kanye West)
10, Eminem
10, Future
10, Elvis Presley
またテイラー・スウィフトの1位在位週数は75週となり、ソロアーティストでは最高記録更新。
2位はエルヴィス・プレスリーの67週。
ビリー・アイリッシュの “Hit Me Hard and Soft” は57%減の14万5千ユニットながら2位変わらず。
トゥエンティ・ワン・パイロッツの “Clancy” が14万3千ユニット(11万3千枚)で3位に初登場して4枚目のトップ10入り。
こちらが今週のトップセリングアルバム。
ストリーミングユニットは2千9千ユニットでこれはオンディマンドストリーム3,864万回に相当する。
2021年の前作 “Scaled and Icy” は7万5千ユニット(5万1千枚)で初登場最高3位。
2018年の“Trench” は17万5千ユニット(13万5千枚)で初登場最高2位。
2015年の“Blurryface” は14万7千ユニット(13万4千枚)で1位に初登場して今の所唯一の全米ナンバー1を記録。
先行シングル “Overcompensate” が5月にAlternative エアプレイチャートで最高2位を記録して16枚目のトップ10入り。
ナショナルチャートでも3月に最高64位まで上昇した。
2月29日に“Blurryface”から始まったコンセプトアルバムの最終章としてのリリースが発表された。
多種類のフィジカル盤発売が売上に貢献。
レコードは11種類が販売された。
サイン入りやサイン無しのジンエディション。
デジパックのCDとグッズ入りのデラックスボックスセット。
4曲のライブ音源がボーナストラックとして追加されたデラックスデジタルアルバムも販売されている。
モーガン・ウォレンの “One Thing at a Time” は3%減の7万3千ユニットで3位から4位に後退。
通算19週も1位を記録。
前作 “Dangerous: The Double Album” も26万5千ユニット(7万4千枚)で1位に初登場し10週も1位を記録。
アメリカでの人気は根強い。
こちらも外盤を購入したが好みでなくほとんど聴いてない。
BTSのラッパー、RM(アールエム)の “Right Place,Wrong Person” が5万4千ユニット (4万3千枚)で5位に初登場してソロ2枚目のトップ10入り。
ストリーミングユニットは7千5百ユニットでこれはオンディマンドストリーム1,016万回に相当する。
チャートポジション、ユニット、売上すべてで過去最高の初週成績を記録。
2022年12月の前作 “Indigo” は3万1千ユニット(1万5百枚)で12月9日付チャートにおいて15位に初登場。
翌週はフィジカル盤の発売にともない8万3千ユニット(7万9千枚)で3位に上昇した。
モーガン・ウォレンの “Dangerous: The Double Album” は微減の4万5千ユニットで6位変わらず。
トップ10内在位は145週目で単独2位。
フューチャーとメトロ・ブーミンのコラボアルバム“We Don’t Trust You” は11%減の4万3千ユニットで5位から7位に後退。
ガンナの “One of Wun” は25%減の4万2千ユニットで4位から8位に後退。
2023年の前作 “A Gift & a Curse” は8万5千ユニット(1千枚)で初登場最高3位。
2022年の “DS4Ever” と2020年の “Wunna” は初登場最高1位、2019年の “Drip or Drown 2” も9万ユニット(7千枚)で初登場最高3位。
2018年リル・ベイビーとの “Drip Harder” が最初のトップ10入りで最高4位を記録。
本アルバムは4月15日に発売がアナウンスされた。
その後5月3日にいたるまでリリース日5月10日の発表はなされなかった。
今の所ストリーミングとダウンロードのみでフィジカル盤は発売されていない。
ガンナのオフィシャルサイトでCDとレコードの予約が開始されているが、発売日の記載はなく2024年発売とのみアナウンスされている。
ノア・カーンの “Stick Season” は4%増の4万ユニットながら7位から9位に後退。
ザック・ブライアンのセルフタイトルアルバムは2%減の3万7千ユニットで8位から10位に後退。
本アルバムはアマゾンで購入して聴いてみたが好み。
同じカントリージャンルでは大人気のモーガン・ウォレンよりこちらが好き。
2022年の前作 “American Heartbreak” は7万1千5百ユニット(6千枚)で初登場最高5位。
1 1 The Tortured Poets Department / Taylor Swift 175,000 (41,000)
2 2 Hit Me Hard and Soft / Billie Eilish 145,000
3 – ★Clancy / Twenty One Pilots 143,000 (113,000)
4 3 One Thing at a Time / Morgan Wallen 73,000
5 - ★Right Place,Wrong Person / RM 54,000 (43,000)
6 6 Dangerous:The Double Album / Morgan Wallen 45,000
7 5 We Don't Trust You / Future and Metro Boomin 43,000
8 4 One of Wun / Gunna 42,000
9 7 ★Stick Season / Noah Kahan 40,000
10 8 Zach Bryan / Zach Bryan 37,000
【シングル】
ポスト・マローンとモーガン・ウォレンの “I Had Some Help” が3週連続1位。
ポスト・マローン6枚目とモーガン・ウォレン2枚目の全米ナンバー1。
シングルチャートとカントリーチャートの双方で1位を記録した27曲目のシングルとなり、両チャートで1位に初登場して3週連続で1位をキープした史上初の曲となった。
史上初の2週連続記録を達成したのは昨年のオリバー・アンソニー・ミュージック Rich Men North of Richmond。
エアプレイ24%増の5,240万で2週連続エアプレイゲイナーを獲得して Radio Songs 9位から5位に上昇。
ストリーミングは14%減の4,740万でStreaming Songs 2位。
売上は25%減の1万5千で Digital Song Sales 2週続いた1位から2位に後退。
4週目でのエアプレイチャートトップ5入りは昨年のマイリー・サイラス Flowers 以来。
カントリーエアプレイチャートでも8位から4位に上昇してたったの4週でトップ5入り。
両方のエアプレイチャートで4週以内にトップ5入りしたのは1990年に両エアプレイチャートが創設されてから初の偉業達成。
その他 Adult Pop Airplay も13位から10位に上昇してトップ10入り。
Pop Airplay は15位から14位に上昇。
色々と細分化されたエアプレイチャートがあり違いが良く分からないが拘りがあるのだろう(笑)
ケンドリック・ラマーの “Not Like Us” は2位変わらず。
チャート史上1,171曲目でナンバー1で79枚目の初登場1位を記録。
ストリーミング13%減の5,190万ながら Streaming Songs 2週連続通算3週目の1位。
R&B/Hip-Hop Songs と Hot Rap Songs の両チャートで4週連続1位。
3月の “Like That” でラマーは自分がラッパーナンバー1でドレイクやジェイ・コールはめじゃないと二人をディスった。
もとはドレイクのFirst Person Shooter なんだけど、3人のほかにエイサップ・ロッキー、リック・ロス、ザ・ウィークエンド、イェも巻き込んだディスり合いになっている。
そんな話題は日本に伝わることがなく目にすることも耳にすることもない。
あいかわらずキレイな男の子や女の子がいっぱい出てきてチャカチャカ踊っているだけだ(笑)
平和で良い。
ケンドリック・ラマーのナンバー1リスト
“Not Like Us” 2024/5/18 (今の所1週間)
“Like That” 2024/4/6 3週間
“Humble” 2017/5/6 1週間
“Bad Blood” 2015/6/6 1週間
トミー・リッチマンの初ヒット “Million Dollar Baby” も3位変わらず。
彼の過去のチャートインは昨年11月にブレント・ファイヤズ “Upset” にフィーチャーされてHot R&B Songs 12位 Hot R&B/Hip Hop Songs 33位にランクインのみ。
まったくの新人がチャート上位に初登場したのは昨年のオリバー・アンソニー・ミュージック“Rich Men North of Richmond” 以来。
オリバーはその後音沙汰無しだがトミーはどうなるか楽しみ。
Hot R&B Songsで5週連続1位。
シャブージーの “A Bar Song(Tipsy)” も4位変わらず。
2004年に最高2位を記録したJ-クウォン“Tipsy” が使われている。
売上1%増の2万で Digital Song Sales 1位に復帰して通算2週目の1位。
シャブージーはビヨンセのナンバー1アルバム“Cowboy Carter” 収録曲のうち2曲 “Spaghettii” と“Sweet*Honey*Buckiin” で客演しそれぞれ31位と61位にランクインした。
サブリナ・カーペンターの “Espresso” は6位から5位に上昇。
初のトップ40入りでPop Airplayチャートで初の1位を記録。
今年のコーチェラでもパフォーマンスを披露。
また彼女はテイラー・スウィフトのエラズ・ツアーで昨年8月から今年の3月にかけての
メキシコ・アルゼンチン・ブラジル・オーストラリア・シンガポール30公演でオープニングアクトをつとめた。
東京公演には来ていない💢
前座があると本公演は1時間遅れになるから無い方が良かったけど🤣
ザック・ブライアンの “Pink Skies” が6位に初登場。
ストリーミング3,160万、エアプレイ16万6千で売上は1万。
次のアルバムタイトルThe Great American Bar Scene の先行シングル。
彼にとって “I Remember Everything” (最高1位)“Something in the Orange”(最高10位) に続く3枚目のトップ10入り。
Hot Rock & Alternative Songs と Hot Rock Songs の両チャートで1位に初登場して“I Remember Everything” (30週1位)“Something in the Orange”(20週1位)に続く3枚目の1位。
Hot Country Songs チャートは3位に初登場している。
Pink という単語がタイトルに含まれる曲としてはチャート史上4曲目のトップ10入り。
Pink がタイトルに含まれるトップ10ヒットのリスト
Pink Shoe Laces / Dodie Stevens 1959年最高3位
Pink Cadilac / Natalie Cole 1988年最高5位
Pink Skies / Zack Bryan 今の所最高6位
Pink Houses / John Mellencamp 1984年最高8位
意外と少ない🤣
アーティスト名にPinkが含まれるトップ10ヒットの方が多い。
Another Brick in the Wall / Pink Floyd 1980年4週1位
Boy’s a Liar ,Pt,2 / Pink Pantheress 2023年最高3位
House of the Rising Sun / Frijid Pink 1970年最高7位
その他そのものずばり Pink ピンクが4曲のナンバー1を含む15曲をトップ10入りさせている。
テディー・スイムズのナンバー1ヒット “Lose Control” は6位から7位に後退。
エアプレイ5%減の6,930万ながらRadio Songs 8週連続1位。
ホージア “Too Sweet” は9位から8位に上昇。
ワンチャンスを活かして1位に到達しておいて良かったね🤣
Hot Alternative Songsは9週1位。
最高2位を記録したベンソン・ブーン “Beautiful Things” は8位から9位に後退。
ビリー・アイリッシュの “Lunch” は5位から10位に後退。
6枚目のトップ10入りで5位での初登場は過去最高ポジション。
“My Future” は6位 “Bad Guy” は7位に初登場した。
ビリー・アイリッシュのトップ10ヒットリスト
Bad Guy 最高1位 2019/8/24
Therefore I Am 最高2位 2020/11/28
Lunch 今の所最高5位 2024/6/1
My Future 最高6位 2020/8/15
Everything I Wanted 最高8位 2019/11/30
Your Power 最高10位 2021/5/15
1 1 ★I Had Some Help / Post Malone featuring Morgan Wallen
2 2 Not Like Us / Kendrick Lamar
3 3 Million Dollar Baby / Tommy Richman
4 4 ★A Bar Song (Tipsy) / Shaboozey
5 6 ★Espresso / Sabrina CarpenterEspresso
6 – ★Pink Skies / Zach Bryan
7 7 Loose Control / Teddy Swims
8 9 ★Too Sweet / Hozier
9 8 Beautiful Things / Benson Boone
10 5 Lunch / Billie Eilish
★はポイント増
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