【アルバム】
8人組K-POPグループ、ストレイキッズの “ATE” が23万2千ユニット(21万8千枚)で1位に初登場してデビュー以来5枚連続で初登場1位のグループとしての新記録を樹立。
ストレイキッズのナンバー1アルバム
Oddinary 2022/4/2 11万ユニット(1週間)
Maxident 2022/10/22 11万7千ユニット(1週間)
5-Star 2023/6/17 24万9千5百ユニット(1週間)
Rock-Star 2023/11/25 22万4千ユニット(1週間)
ATE 2024/8/3 23万2千ユニット(今の所1週間)
初チャートインから5枚連続で初登場1位を飾ったアーティストは他にラッパー、DMXだけ。
DMXは1998年から2003年にかけて It’s Dark and Hell Is Hot (1998), Flesh of My Flesh Blood of My Blood (1999), …And Then There Was X (2000), The Great Depression (2001) と Grand Champ (2003)の5枚を連続して1位に初登場させた。
そんな記録を気にかけている(認識している)人は日本では皆無に近いだろう(笑)
今週は2位もBTSのジミンMUSEでK-POPがワン・ツーフィニッシュを飾るのはチャート史上初(というつまらない記録も樹立したようだ)
“ATE”のストリーミングユニットは1万3千でこれは1,905万かいのオンディマンドストリームに相当する。
売上枚数21万8千はテイラーTTPDの191万枚に次ぐ今年2番目のビッグセールス。
K-POP定番のグッズ同梱の11種類のCDボックスが売られている。
ATEのほとんどの曲が韓国語で歌われている。
英語以外の言語のアルバムがナンバー1になるのはこれが25枚目だそうだ。
そのうち韓国語が16枚スペイン語が5枚でイタリア語トフランス語が1枚ずつ。
残りの2枚はスペイン語イタリア語フランス語の混合。
25枚のうち大半の21枚は2018年以降。
2018年にBTSが初めてのナンバー1を記録して以来急増している。
16枚のK-POPナンバー1のうちBTSとストレイキッズが11枚(それぞれ6枚と5枚)をしめている。
本アルバムは8曲収録で収録時間はたったの23分21秒。
ダウンロードは7ドルで売られているようだ。
日本での販売価格は最低でも¥2,490。
こんなの買う人がいるのは驚きである(笑)
BTSジミンの“MUSE”が9万6千ユニット(7万4千枚)で2位に初登場。
ストリーミングユニットは1万5千。
グッズ同梱のCDボックスが売られているのはK-POPの定番である。
エミネムの “The Death of Slim Shady (Coup de Grâce)” は72%減の7万9千ユニットで1位から3位に後退。
彼のナンバー1アルバムは11枚目。
11枚はブルース・スプリングスティーン、バーブラ・ストレイザンド、カニエ・ウエストに並び5位タイ。
1位はビートルズの19枚で以下ジェイZとテイラー・スイフトが14枚で2位タイ、4位はドレイクの13枚と続く。
ストリーミングユニットは16万4千5百でこれは2億2,008万回のオンディマンドストリームに相当する。
売上は11万4千ですべてダウンロード。
フィジカル盤の発売はない。
テイラー・スウィフトの “The Tortured Poets Department” は9%減の7万4千ユニットながら4位変わらず。
ザック・ブライアンの “The Great American Bar Scene” は19%減の7万1千ユニットで3位から5位に後退。
モーガン・ウォレンの “One Thing at a Time” は2%減の6万5千ユニットで5位から6位に後退。
通算19週も1位を記録。
前作 “Dangerous: The Double Album” も26万5千ユニット(7万4千枚)で1位に初登場し10週も1位を記録。
アメリカでの人気は根強い。
こちらも外盤を購入したが好みでなくほとんど聴いてない。
サントラ “Twisters:The Album” が5万7千ユニット(1万4千枚)で7位に初登場。
サウンドトラックアルバムのトップ10入りは今年初めて。
ストリーミングユニットは4万でこれは5,285万回のオンディマンドストリームに相当する。
売上は1万4千でダウンロードのほかCDと3種類のレコードが販売されている。
映画ツイスターズは7月19日に北米で公開された。
竜巻の恐怖を描いた1996年の映画『ツイスター』の続編である。
『ツイスター』のサントラはロック調でアルバムチャートの最高位28位を記録。
今回のツイスターズの収録曲はカントリーとなっている。
ラインナップはルーク・コムズ、ジェリー・ロール、ミランダ・ランバートとレイニー・ウィルソン。
カントリーチャートでコムズの“Ain’t No Love in Oklahoma”ベイリー・ジマーマン“Hell or High Water”とタイラー・チルダーの“Song While You’re Away”の3曲がヒット。
収録された29曲のうち20曲が映画本編で使用されている。
チャペル・ローンの“The Rise and Fall of a Midwest Princess”は微増の5万4千ユニットながら7位から8位に後退。
6月9日ガバナーズ・ボール・ミュージック・フェスティバル3日目アリアナ・グランデのシャウトアウトに促されて行われたパフォーマンスが大きく報道されて話題を呼んだ。
相変わらずメディア露出が続いており6月20日までの集計期間では16日のボナルー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバルに出演。
6月21日早朝にNBCジミー・ファロンのトゥナイトショウでインタビューとパフォーマンスが放映された。
多くのアルバムがトップ10内に初登場してピークを迎えるのに対して本アルバムはチャートイン12週目のトップ10入り。
最近ではノア・カーンの“Stick Season” が29週目にデラックス盤の発売で100位から3位に上昇して初のトップ10入りを果たして以来の遅いトップ10入り記録。
それより前でトップ10入りに12週以上を要したのはドージャ・キャット“Hot Pink” 。
2020年5月16日付でチャートイン27週目に19位から9位に上昇してトップ10入りした。
ビリー・アイリッシュの “Hit Me Hard and Soft” は5%減の5万4千ユニットで6位から9位に後退。
ノア・カーンの “Stick Season” は10%増の4万3千ユニットながら10位変わらず。
1 - ★ATE / Stray Kids 232,000 (218,000)
2 - ★MUSE / Jimin 96,000 (74,000)
3 1 The Death of Slim Shady (Coup de Grâce) / Eminem 79,000
4 4 The Tortured Poets Department / Taylor Swift 74,000
5 3 The Great American Bar Scene / Zach Bryan 71,000
6 5 One Thing at a Time / Morgan Wallen 65,000
7 – ★Twisters:The Album / soundtrack 57,000 (14,000)
8 7 The Rise and Fall of a Midwest Princess / Chappell Roan 54,000
9 6 Hit Me Hard and Soft / Billie Eilish 54,000
10 10★ Stick Season / Noah Kahan 43,000
【シングル】
シャブージーの “A Bar Song(Tipsy)” が2週連続通算3週目の1位。
Hot Country Songs は3週連続通算6週目の1位。
バージニア州出身のシャブージー(本名コリンズ・オビンナ・チブエゼ)の本曲以前のチャートインは2曲。
ビヨンセのナンバー1アルバム“Cowboy Carter” 収録曲のうち2曲 “Spaghettii” と“Sweet*Honey*Buckiin” で客演しそれぞれ31位と61位にランクインした。
“A Bar Song(Tipsy)” は最高5位を記録したアルバム“Where I’ve Been,Isn’t Where I’m Going” (カントリーアルバムチャート最高2位)からのカット。
29歳でブレイクした彼のキャリアは既に10年に及び満を持しての登場となった。
エアプレイ10%増の8,510万で4週連続エアプレイゲイナーを獲得してRadio Songs2位変わらず。
ストリーミングは4%減の3,730万ながらStreaming Songs 2位から1位に上昇して通算2週目の1位。
売上は7%減の1万5千で Digital Song Sales 2位変わらず。
Hot Country Songs は7週1位。
本曲には2004年に最高2位を記録したJ-クウォン“Tipsy” が使われている。
6月30日の夜ベット・アワーズにおいて、7番目のパフォーマーとしてふたり(シャブージーとJ-クウォン)で両曲のマッシュアップをパフォーマンスした。
ナショナルチャートとカントリーの両チャートで黒人男性アーティストが1位となったのは初。
女性ではビヨンセのTexas Hold‘Emが今年偉業達成。
ナショナルチャートとカントリーの両チャートで1位到達したのは本曲含めて28曲。
ナショナルチャートとカントリーの両チャートで1位到達した曲のリスト
“A Bar Song (Tipsy)” Shaboozey, 2024
“I Had Some Help” Post Malone feat. Morgan Wallen, 2024
“Texas Hold ‘Em” Beyoncé, 2024
“I Remember Everything” Zach Bryan feat. Kacey Musgraves, 2023
“Rich Men North of Richmond” Oliver Anthony Music, 2023
“Try That in a Small Town” Jason Aldean, 2023
“Last Night” Morgan Wallen, 2023
“All Too Well (Taylor’s Version)” Taylor Swift, 2021
“We Are Never Ever Getting Back Together” Taylor Swift, 2012
“Amazed” Lonestar, 1999-2000
“Islands in the Stream” Kenny Rogers duet with Dolly Parton, 1983
“I Love a Rainy Night” Eddie Rabbitt, 1981
“9 to 5” Dolly Parton, 1981
“Lady” Kenny Rogers, 1980
“Southern Nights” Glen Campbell, 1977
“Convoy” C.W. McCall, 1975-76
“I’m Sorry” John Denver, 1975
“Rhinestone Cowboy” Glen Campbell, 1975
“Thank God I’m a Country Boy” John Denver, 1975
“Before the Next Teardrop Falls” Freddy Fender, 1975
“(Hey Won’t You Play) Another Somebody Done Somebody Wrong Song” B.J. Thomas, 1975
“I Can Help” Billy Swan, 1974
“The Most Beautiful Girl” Charlie Rich, 1973
“Honey” Bobby Goldsboro, 1968
“Harper Valley P.T.A.” Jeannie C. Riley, 1968
“Big Bad John” Jimmy Dean, 1961
“El Paso” Marty Robbins, 1959-60
“The Battle of New Orleans” Johnny Horton, 1959
チャート史上1,174曲目のナンバー1ソングでタイトルに song という言葉を含む11曲目のナンバー1ソングとなった。
song がタイトルに含まれる曲としてはスティービーBのBecause I Love You(The Postman Song)以来34年ぶり。
タイトルに song という言葉を含むナンバー1ソングのリスト
“A Bar Song (Tipsy)” Shaboozey, 2024
“Because I Love You (The Postman Song)” Stevie B, 1990
“There’ll Be Sad Songs (To Make You Cry)” Billy Ocean, 1986
“Escape (The Pina Colada Song)” Rupert Holmes, 1979-80
“Silly Love Songs” Wings, 1976
“I Write the Songs” Barry Manilow, 1976
“(Hey Won’t You Play) Another Somebody Done Somebody Wrong Song” B.J. Thomas, 1975
“Annie’s Song” John Denver, 1974
“Killing Me Softly With His Song” Roberta Flack, 1973
“Song Sung Blue” Neil Diamond, 1972
“The Chipmunk Song” The Chipmunks with David Seville, 1958-59
ポスト・マローンとモーガン・ウォレンの “I Had Some Help” は2位変わらず。
ポスト・マローン6枚目とモーガン・ウォレン2枚目の全米ナンバー1。
シングルチャートとカントリーチャートの双方で1位を記録した27曲目のシングルとなり、両チャートで1位に初登場して3週連続で1位をキープした史上初の曲となった。
さらに5週連続に記録を更新。
史上初の2週連続記録を達成したのは昨年のオリバー・アンソニー・ミュージック Rich Men North of Richmond。
エアプレイ1%増の8,550万でRadio Songs 5週連続1位。
8週目でエアプレイチャートトップのトップに立ちポスト・マローンにとって2019年から翌年にかけて11週1位を記録したCircles以来2枚目、モーガン・ウォレンは初の1位を記録。
カントリーエアプレイチャートでも(たぶん)4週連続1位。
カントリーとオールジャンルの両エアプレイチャートで1位になった曲はたったの6曲しかない。
カントリーエアプレイとRadio Songs両方で1位になった曲のリスト
① I Had Some Help / Post Malone feat.Morgan Wallen 今の所2週間、8週目で達成
②Fast Car / Luke Combs 2023年4週間、16週目で達成
③I Hope / Gabby Barrett feat.Charlie Puth 2020年1週間、35週目で達成
④Meant To Be / Bebe Rexha &Florida Georgia Line 2018年5週間、14週目で達成
⑤Need You Now / Lady A 2010年2週間、26週目で達成
⑥You Belong With Me / Taylor Swift 2009年2週間、21週目で達成
シングルチャートで1位に到達したのは① I Had Some Helpだけだ。
ケンドリック・ラマーの “Not Like Us” は3位変わらず。
6月19日にカリフォルニア、イングルウッドのザ・フォーラムで開催されたザ・ポップ・アウト:ケン&フレンズで "Not Like Us" を5回にわたり異なる要素を盛り込んだヴァージョンでパフォーマンスした。
Hot Rap Songs 11週、Hot R&B/Hip-Hop Songs9週1位。
3月の “Like That” でラマーは自分がラッパーナンバー1でドレイクやジェイ・コールはめじゃないと二人をディスった。
もとはドレイクのFirst Person Shooter なんだけど、3人のほかにエイサップ・ロッキー、リック・ロス、ザ・ウィークエンド、イェも巻き込んだディスり合いになっている。
そんな話題は日本に伝わることがなく目にすることも耳にすることもない。
あいかわらずキレイな男の子や女の子がいっぱい出てきてチャカチャカ踊っているだけだ(笑)
平和で良い。
ケンドリック・ラマーのナンバー1リスト
“Not Like Us” 2024/5/18 (今の所2週間)
“Like That” 2024/4/6 3週間
“Humble” 2017/5/6 1週間
“Bad Blood” 2015/6/6 1週間
トミー・リッチマンの初ヒット “Million Dollar Baby” は4位変わらず。
彼の過去のチャートインは昨年11月にブレント・ファイヤズ “Upset” にフィーチャーされてHot R&B Songs 12位 Hot R&B/Hip Hop Songs 33位にランクインのみ。
まったくの新人がチャート上位に初登場したのは昨年のオリバー・アンソニー・ミュージック“Rich Men North of Richmond” 以来。
オリバーはその後音沙汰無しだがトミーはどうなるか楽しみ。
Hot R&B Songsで13週連続1位。
今週もサブリナ・カーペンターが2曲をトップ10に送り込んでいる。
“Espresso” は5位変わらず。
“Please Please Please” は6位から7位に後退。
“Please Please Please” のオフィシャルビデオは6月7日リリース。
現在のボーイフレンドであるオスカーノミネート俳優バリー・キーガンが出演している。
リリース日の翌日にNYのフラッシング・メドウズ・コロナ・パークで開催されたゴバナーズ・ボール・フェスティバルで両曲のパフォーマンスを披露。
8月23日リリース予定のニューアルバムShort n' Sweet に収録予定。
また彼女はテイラー・スウィフトのエラズ・ツアーで昨年8月から今年の3月にかけての
メキシコ・アルゼンチン・ブラジル・オーストラリア・シンガポール30公演でオープニングアクトをつとめた。
東京公演には来ていない💢
前座があると本公演は1時間遅れになるから無い方が良かったけど🤣
ホージア “Too Sweet” は7位から6位に上昇。
ワンチャンスを活かして1位に到達しておいて良かったね🤣
Hot Rock&Alternative Songsは16週1位。
Hot Rock Songs とHot Alternative Songsは17週1位。
テディー・スイムズのナンバー1ヒット “Lose Control” は8位変わらず。
トップ10内在位は28週でトップ10内在位週数でトップ10入り。
トップ10内在位の長い曲のリスト
57, “Blinding Lights” The Weeknd, 2020-21
44, “Stay” The Kid LAROI & Justin Bieber, 2021-22
41, “Last Night” Morgan Wallen, 2023-24
41, “Levitating” Dua Lipa, 2021
38, “As It Was” Harry Styles, 2022-23
37, “Heat Waves” Glass Animals, 2021-22
34, “Cruel Summer” Taylor Swift, 2023-24
31, “Mood” 24kGoldn feat. iann dior, 2020-21
29, “Flowers” Miley Cyrus, 2023-24
28, “Lose Control” Teddy Swims, 2024
28, “Kill Bill” SZA, 2022-23
28, “Anti-Hero” Taylor Swift, 2022-23
すべてが2020年以降の曲となっているのが大きな特徴。
20世紀の曲と同列でとらえてはいけないのだと思う。
ベンソン・ブーンの最高2位に到達した大ヒット “Beautiful Things” は9位変わらず。
チャペル・ローンの “Good Luck Baby!” が11位から10位に上昇。
彼女にとって初のトップ10入り。
本曲はスタンドアローンシングルでトップ5入りしたアルバム The Rise and Fall of a Midwest Princess には収録されていない。
日本でフィジカル入手するのは困難だ。
1 1 ★A Bar Song (Tipsy) / Shaboozey
2 2 ★I Had Some Help / Post Malone featuring Morgan Wallen
3 3 Not Like Us / Kendrick Lamar
4 4 Million Dollar Baby / Tommy Richman
5 5 Espresso / Sabrina Carpenter
6 7 Too Sweet / Hozier
7 6 Please Please Please / Sabrina Carpenter
8 8 Loose Control / Teddy Swims
9 9 Beautiful Things / Benson Boone
10 11 ★Good Luck,Babe! / Chappell Roan
★はポイント増
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