
昨年9月20日の「天號星」以来1年ぶりに劇団 新感線の新作を観劇。
今回も収容率100%で出演者もいつも通りの通常公演だった。
公演日程
【福岡公演】2024年7月7日(日)~8月2日(金)博多座
チケット
一等席 16,000円 二等席11,000円
【東京公演】2024年8月12日(月)~9月26日(木)明治座
S席 15,800円 A席 12,800円 B席 9,800円 U-25チケット2,500円
3階立見券:5,000円
【大阪公演】2024年10月5日(土)~10月17日(木)フェスティバルホール
S席 16,500円 A席 12,500円 ヤングチケット2,200円
【作】中島かずき
【演出】いのうえひでのり
【出演】
ヒュウガ/生田斗真
カイリ/中村倫也
アキノ/西野七瀬
キタタカ/粟根まこと
サキド/りょう
ゴノミカド/古田新太
右近健一/河野まさと/逆木圭一郎/村木よし子
/インディ高橋/山本カナコ/礒野慎吾/吉田メタル
中谷さとみ/村木仁/川原正嗣/武田浩二
藤家剛/川島弘之/菊地雄人/あきつ来野良
藤田修平/北川裕貴/寺田遥平/伊藤天馬
米花剛史/藤浦功一/Nao/大村真佑/清水一光
井上真由子/松本未優/樽谷笑里奈/白瀧真由美
さいとうえりな/高森あゆな/古見夢
【あらすじ】
「俺は好きなように生きる。この〝顔〟を使って」
幕府と帝が相争う、混乱そして裏切りの時代。
島国「ヒノモト」に生きる男が二人。
幕府の密偵を足抜けし、逃亡していたカイリ(中村倫也)は、〝狂い桜〟の下、麗しき顔で女たちを従えたヒュウガ(生田斗真)が催す〝バサラ〟の宴に出くわす。
そこにやってくる幕府の役人たち。ヒュウガに惹かれ家を出た女たちを連れ戻そうとするが、女たちは嬉々として役人に斬りかかり、散っていく。それを平然と眺めるヒュウガ。
「俺のために死ぬのは最高の至福。それを邪魔する幕府はつぶせばいい」。
その言葉に驚き、惹きつけられたカイリはヒュウガの軍師になることを決意。二人は咲き乱れる〝狂い桜〟の下で手を結ぶ。
一方、鎌倉では執権・キタタカ(粟根まこと)に、女大名・サキド(りょう)がヒュウガの成敗を申し出ていた。 京都守護への道中、サキドはヒュウガを斬ろうとするが、彼の瞳に魅了されて隙を見せてしまう。
そして流刑のゴノミカド(古田新太)の首を取るともちかけられ、京でミカドの首を待つと告げる。
流刑の地・沖の島にゴノミカドを訪ねるヒュウガ。ミカドを手中に収めようとした刹那、ゴノミカドの守護役・戦女のアキノ(西野七瀬)がヒュウガに矢を放つ。だが、ゴノミカドもヒュウガの瞳に魅惑され、再び倒幕の御印となることを決意。京の都に向けて進撃を開始する。
新たに始まるゴノミカドの政。その陰で蠢くそれぞれの思惑、謀りの連鎖。
「バサラの宴は続く。この俺の光がある限り」
眩しい光に飲み込まれ、美の輪廻に堕ちた者の群れ。
たどり着くのは地獄か、それとも極楽か?
〝バサラ〟の宴が今、幕を開ける――。
【感想】
9月4日(水)明治座。
劇団☆新感線44周年興行夏秋公演いのうえ歌舞伎『バサラオ』
今回のチケット取りはきわめて難航。
生田斗真、中村倫也と西野七瀬出演ということで人気が高くいつにも増してチケットが取れなかった。
VAC含め先行チケット7回連続落選して諦めていたが当日券が当たった😁
平日の昼公演を選択しているのにまったく当たらなかった。
しかも今回は東京公演と福岡・大阪公演だけで地方公演はない。
明治座は収容人数1,368でやや小さめなのも要因か?
と思ったが昨年のTHEATER MILANO-Zaは900席。
東京建物ブリリアホールは1,248席だから明治座の方が多い。
今回チケット取れなかったら新感線は卒業かなと思っていた。
当日券が取れたのは嬉しかったが、転売横行しているのを見るにつけ、何か対策を打って欲しいと強く思った。
当日券を転売するのはリスクが高いので競争率低いのかなと思ったのである。
いっそのこと事前販売やめて全部当日券にしてしまえばいいのだ(笑)
劇団新感線は女性客が多いけど今回の演目はさほどでもなかった。
それでも70%が女性のイメージ。
年齢層は高めである。
今回の演しものでは1階16番と17番の間と28番と29番の間は通路。
左右の通路から演者が入出場する演出が何度もあった。
通路沿いの席は役者を間近で観るチャンスがある。
後方列は照明が暗くて通る役者の姿が見えなくて残念だった。
定刻の14時ぴったりにジューダス・プリーストの“Heavy Duty/Defenders Of The Faith”が流れ出す。
まだ場内は明るいが曲の終わりで暗転。
第一景はヒノモトの国。鎌倉、執権キタカタの屋敷。
舞台下手通路中段に中村倫也の演じるカイリがスポットライトあびて登場。
通路からカイリが舞台にあがりおしばいが始まった。
前回の「天號星」は席が良かったこともあり、舞台の中身もいかにもいのうえ歌舞伎でたいへん良かった。
前々回の「薔薇とサムライ2」は安定の出来だった。
そろそろRXの出番かなと思う。
第一景の出入りの後すぐに鎌倉、門前町の近く狂い桜のシーンとなる。
舞台中央上部から生田斗真が演じるヒュウガがワイヤーで降りてくる。
オリンピックのトムクルみたいな演出。
新感線の演目ではあまり見たことのない演出でびっくり。
ヒュウガはノリの良い歌を歌いながらバサラの宴を盛り上げる。
今回のバサラオでダントツに良かったのは斗真と倫也の二人だ。
全編にわたり歌い倒してたいへん良し◎
(サントラ3,300円を購入)
他の主要キャストも良かったが二人の前では影が薄かった。
古田さんと粟根さんはたしかにはまり役なのだが逆にちょっと厳しめに云うとマンネリ。
特に粟根さんはワンパターンな気もするので次の演目では新味を出して欲しい。
そろそろ橋本じゅんさんにも戻ってきて欲しい。
(個人の感想です😄)
第一幕は15時22分まで。
休憩は30分に10分伸ばされていた🤣
いつもながら女性客が多くてトイレが大行列。
それでも第二幕が始まったのは定刻。
終演は17時35分。
カーテンコールは5分近くありすぐにスタンディングオベーション。
数度のカーテンコールがありました。
今日は中谷さとみさんの誕生日。
簡単ながらあたたかいお祝いのコールがありました。
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