アイミタガイ@映画美学校試写室
制作年:2024
制作国:日本
日本公開:2024年11月1日
上映時間:1時間45分
配給:ショウゲート
監督・脚本☆草野翔吾
キャスト
☆黒木華(秋村梓)
☆中村蒼(小山澄人)
☆藤間爽子(郷田叶海)
☆安藤玉恵(稲垣範子)
☆近藤華(中学生の梓)
☆白鳥玉季(中学生の叶海)
☆吉岡睦雄(車屋典明)
☆松本利夫(羽星勝)
☆升毅(福永)
☆西田尚美(郷田朋子)
☆田口トモロヲ(郷田優作)
☆風吹ジュン(綾子)
☆草笛光子(小倉こみち)
【あらすじ】
ウエディングプランナーの梓(黒木華)は亡くなった親友・叶海(藤間爽子)のスマートフォンにメッセージを送り続けていた。一方、叶海の両親の優作(田口トモロヲ)と朋子(西田尚美)は養護施設から娘宛てのカードを受け取る。そして、娘のスマートフォンにメッセージが届いていることに気づく。
【感想】
映画『アイミタガイ』×涙活 TVCM撮影用モニター試写会で鑑賞。
TVCM用に観客を撮影すると云うことで、照明を少し残して薄暗い中での上映。
観たのは10月1日だから公開の一か月前。
いよいよ明日公開である。
TVCMは一度も観ていないけどどの局でうたれているのだろう?
映画は邦画の不得意な群像劇。
伝統的にへたくそだと思うが今年観たものでは「一月の声に歓びを刻め」がひどかった。
半端な短編を並べただけで何のつながりも無く×評価をくだした。
その点本作は登場人物をしぼり、よくある散漫な群像劇にならずに有機的な繋がりが構築されていて良かった。
映画は秋村梓と郷田叶海のふたりが中心。
いじめにあっていた梓を叶海が救い出す学生時代の描写がだいじな伏線。
自分というものが明確な叶海にたいし梓は煮え切らない性格だ。
おとなになり梓はウェディングプランナーとして働き彼氏もいる。
一方の叶海はフォトグラファーとして活躍。
そんな叶海が突然事故死して梓は茫然自失。
あらゆることに前向きに取り組むことができなくなってしまう。
それは叶海の両親も同じこと。
梓と叶海両親の再生にむけてのストーリーが展開される。
少々都合が良すぎるところもあるが許容範囲内。
感性の鈍ったジジイでも涙腺がかなり刺激された(笑)
心がちょっと弱っている人が観れば元気ずけられる。
涙活にぴったりの映画だった。
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