Billboard2025年1月25日

【アルバム】
バッド・バニーの “DeBÍ TiRAR MáS FOToS” が67％増の20万3千5百ユニット（7千5百枚）で2位から1位に上昇。
ストリーミングユニット72％増の19万5千ユニットでこれは2億6,403万回のオンディマンドストリームに相当する。
ストリーミングは17曲の通常盤のみ。
ダウンロードは4ドル99セントでアーティストのウェブサイトとiTunes Store で叩き売られている。

テイラー・スウィフトのライブアルバム “Lover:Live From Paris” が20万2千5百ユニットで２位に再登場。
収録された８曲は2019年に録音されテイラー・スウィフトのウェブサイト限定で2023年にリリースされた。
そして2013年3月に58位で1週間だけアルバムチャートにランクイン。

ライブアルバムとしては2019年8月31日付で2位にランクインしたライオネル・リッチー “Hello From Las Vegas” 以来5年ぶりのハイポジション。
テイラー・スウィフト18枚目のトップ10入りで女性アーティストではマライア・キャリーと並ぶ史上３位タイ。
マドンナ23枚バーブラ・ストレイザンド34枚に次ぐ記録となった。
また “Lover:Live From Paris” は2023年5月に最高3位を記録した “Folklore:The Long Pond Studio Sessions” に続く２枚目のライブアルバムトップ10入り。

ポイントは全てが売上枚数でレコードが16万1千枚売れてこれは1991年にルミネイトによる集計が始まってからライブアルバムの最高売上枚数記録。
残りはダウンロードによる売上。

“Lover:Live From Paris” は2019年9月9日にパリのオリンピア劇場で開催されたライブショー、The City of Lover を記念したもの。
2019年発売のアルバム “Lover” のプロモートで企画された2020年のツアーはコロナ禍でキャンセルされこれが唯一のショー。
彼女がライブに戻ったのは2023年3月スタートのThe Eras Tour になってしまった。

The City of Lover は2020年5月17日にABCのスペシャル番組として、Taylor Swift:City of Lover のタイトルで放映された。
この８曲が2枚組ハート型カラーレコードとして2023年にテイラー・スウィフトのウェブサイト限定で発売され1万３千５百枚が売れて2023年3月4日付で58位にランクインした。

今年の1月初頭に限定時間だけテイラーのウェブサイトで在庫が復活。
ものはハート形カラーレコードで1月20日より前に出荷されるとアナウンスされた。
レコードの再出荷に加えてダウンロードアルバムも発売。
こちらもテイラーのウェブサイトで限定時間の販売となった。
1月16日今週の集計期間の最終日に4種類のダウンロードが６時間だけ4ドル99セントで販売された。
４種類とは８曲収録の通常盤と３種のボーナストラック（エラズツアーで演奏されたLover からの曲、False God、I Think He Knows、Paper Rings）付き。

シザの “SOS” が10％減の10万2千ユニットで３位変わらず。

ケンドリック・ラマーの “GNX” は4％減の6万4千ユニットで4位変わらず。
５枚目の全米ナンバー１。
ケンドリック・ラマーのナンバー１アルバムリスト
GNX 2024/12/7 (今の所1週間)
Mr. Morale & the Big Steppers 2022/5/28 (1週間)
Damn 2017/5/16,23,30,8/26 (4週間)
Untitled Unmastered 2016/3/26 (1週間)
To Pimp a Butterfly 2015/4/4,11 (2週間)
昨年シングルチャートで1位を獲得した“Like That”と“Not Like Us” は本アルバムには収録されていない。
ケンドリック・ラマーは来年2月9日にニュー・オーリンズで開催されるスーパーボウルのハーフタイムショーに単独で出演することが決定している。
彼のハーフタイムショー出演は2022年にドクター・ドレーほかと共演したヒップホップショーケース以来２回目となる。
日本ではほとんど話題にのぼらないだろうが非常に楽しみだ。
（スーパーボウルにはまったく興味がない🤣）

リル・ベイビーの “WHAM” は60％減の5万5千ユニットで１位から５位に後退。
15曲収録の通常盤がダウンロードとＣＤで購入可能。
ＣＤはアーティストのウェブサイト限定販売。
1月7日に4曲が追加された拡大盤がアーティストのウェブストア限定で販売開始。
1月10日には拡大盤がストリーミングでも利用可能になり小売販売も開始された。
ダウンロードは通常盤・拡大盤ともに4ドル99セントでアーティストノウェブサイトとモータウンレーベルで叩き売られている。
同値なら拡大盤の方を買うだろう🤣

サブリナ・カーペンターの “Short n' Sweet” は6％減の4万8千ユニットで5位から6位に後退。
通算４週１位を記録。
6枚目のアルバムで初のトップ10入りを果たし初の全米ナンバー１に輝いた。
過去最高は2022年の “Emails I Can't Send” の１万8千ユニット（7千枚）で初登場最高23位。
今回の成績はジャンプアップもいいところである。
いちはやく12曲収録の外盤（ドイツ盤）を入手して聴いているが軽快なポップチューンの連続でおすすめの一枚である。
本アルバムは6月3日にリリースが予告され8月23日に発売された。
サブリナのアルバムはテイラー・スイフトがインスタで強力にプッシュした。

ビリー・アイリッシュの “Hit Me Hard and Soft” は7％減の4万ユニットで7位変わらず。

サウンドトラックアルバム “Wicked: The Soundtrack” は15％減の3万9千ユニットで6位から8位に後退。

モーガン・ウォレンの “One Thing at a Time” は4％減の3万9千ユニットで8位変から９位に後退。
通算19週も1位を記録。
前作 “Dangerous: The Double Album” も26万5千ユニット（7万4千枚）で1位に初登場し10週も1位を記録。
アメリカでの人気は根強い。
こちらも外盤を購入したが好みでなくほとんど聴いてない。

グレイシー・エイブラムスの “The Secret of Us” も4％減の3万6千ユニットで9位から10位に後退。

1 2 ★DeBÍ TiRAR MáS FOToS / Bad Bunny 203,500 (7,500)
2 – Lover:Live From Paris / Taylor Swift 202,500 (202,500)
3 3 SOS / SZA 102,000
4 4 GNX / Kendrick Lamar 64,000
5 1 WHAM / Lil Baby 55,000
6 5 Short n’ Sweet / Sabrina Carpenter 48,000
7 7 Hit Me Hard and Soft / Billie Eilish 40,000
8 6 Wicked: The Soundtrack / soundtrack 39,000
9 8 One Thing at a Time / Morgan Wallen 39,000
10 9 The Secret of Us / Gracie Abrams 36,000
★はポイント増

【シングル】
レディ・ガガとブルーノ・マーズの “Die With a Smile” が3週連続1位。
ガガ6枚目マーズ9枚目のナンバー１。
エアプレイ微増の6,200万でRadio Songs 2位変わらず。
ストリーミングも4％増の2,900万でStreaming Songs 2週続いた1位から3位に後退。
売上は5％増の5千でDigital Song Sales 3位変わらず。

バッド・バニーの今週1位に上昇したアルバム “DeBÍ TiRAR MáS FOToS” から3曲がトップ10にランクイン。
“DtMF” が38位から2位に上昇、 “Baile Inolvidable” が28位から3位に上昇、さらに"Nuevayol" が27位から8位に上昇。
それぞれストリーミングが3,490万、2,680万、2,350万。
“DtMF” はStreaming Songs 1位。

ロゼとブルーノ・マーズの “APT.” は5位変わらず。
売上10％増の６千でDigital Songs 2位から1位に上昇してロゼ初マーズ11枚目の1位。

シャブージーの “A Bar Song(Tipsy)” は2位から4位に後退。
バージニア州出身のシャブージー（本名コリンズ・オビンナ・チブエゼ）の本曲以前のチャートインは２曲。
ビヨンセのナンバー１アルバム“Cowboy Carter” 収録曲のうち２曲 “Spaghettii” と“Sweet*Honey*Buckiin” で客演しそれぞれ31位と61位にランクインした。

“A Bar Song(Tipsy)” は最高5位を記録したアルバム“Where I’ve Been,Isn’t Where I’m Going” （カントリーアルバムチャート最高2位）からのカット。
29歳でブレイクした彼のキャリアは既に10年に及び満を持しての登場となった。

Hot Country Songs は31週1位。
エアプレイ５％減の6,320万でRadio Songs25週連続1位。
ザ・ウィークエンド“Blinding Lights” の26週にあと１週。

ケンドリック・ラマーとシザの “Luther” は7位から6位に上昇。
Hot R＆B/Hip-Hop Songs とHot Rap Songs6週１位。

ビリー・アイリッシュの “Birds of a Feather” は3位から7位に後退。
４枚目のトップ５入りで新作アルバム Hit Me Hard and Soft からLunch（最高５位）に続く２枚目のトップ10入り。
Hot Rock＆Alternative Songs とHot Alternative Songsで24週連続１位。
ビリー・アイリッシュのトップ10ヒットリスト
Birds of a Feather 最高2位
Lunch 2024/6/1 最高５位
Your Power 2021/5/15 最高10位
Therefore I Am 2020/11/28 最高２位
My Future 2020/8/15 最高６位
Everything I Wanted 2019/11/30 最高８位
Bad Guy 2019/8/24 最高１位（1週間）

テディー・スイムズのナンバー１ヒット “Lose Control” が6位から9位に後退。
トップ10内在位は47週でトップ10内在位週数で単独2位。

グレイシー・エイブラムスの “That’s So True” は8位から10位に後退。
グレイシー・エイブラムスはテイラー・スウィフトのエラズツアーで36回以上オープニングアクトをつとめた。

1 1 ★Die With a Smile / Lady Gaga and Bruno Mars
2 38 ★DtMF / Bad Bunny
3 28 ★Baile Inolvidable / Bad Bunny
4 2 A Bar Song (Tipsy) / Shaboozey
5 5 APT. / ROSE & Bruno Mars
6 7 Luther / Kendrick Lamar and SZA
7 3 Birds of a Feather / Billie Eilish
8 27 ★Nuevayol / Bad Bunny
9 6 Lose Control / Teddy Swims
10 8 That’s So True / Gracie Abrams

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